近所のスーパーに行って、親子丼とカレー丼を買った。あっ!いつもと違う<木製のスプーン>を2本くれたのだが・・・。
むかしのアメリカ映画で「卒業」という名作があります。サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」という曲で有名な映画です。
米国東海岸の有名大学陸上部のスターで新聞部長でもあったベンジャミン・ブラドック(ダスティン・ホフマン)は、卒業を機に西海岸のカリフォルニア州南部のパサデナへ帰郷する。友人親戚一同が集った卒業記念パーティーで、親戚のオジサンがすっとベンジャミンのところへやってきて、こう言う。
叔父「卒業後のことは決めているのか?」
ベンジャミン「いいえ、なにも」
叔父「そうか。ひとことだけ言っておく」
ベンジャミン「・・・?」
叔父「これからは、プラスチックだ」
この映画が公開されたのは、1967年です。日本では、株式会社積水化学工業が、東京オリンピック前に打ち出したキャンペーン「東京からゴミを消そう!」。各家庭で、セキスイのプラスチック製の大型ゴミ容器を買って、東京からゴミを無くして、世界からのお客さまをお迎えしましょう、というキャンペーン。セキスイの大型ゴミ容器は売れに売れ、積水化学工業は大企業へと成長しました。
プラスチック産業は、1960年代末では、花形産業だったのです。
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しかし、この4月から、コンピにやスーパーマーケットでは、プラスチックスプーンを「木製」「紙製」のスプーンにすることを努力義務とした。
馬鹿げたことだ!くだらん!
くプラスプーンを削減したところで地球温暖化には関係しない。第一、地球温暖化自体が、一部の「環境利権団体」の利益を生みだすための陰謀である。プラスチックスプーンは洗って何回でも使える。私と母のプラスチックスプーンは、二年前にスーパーマーケットでもらったものだ。毎日、洗って使っている。しかし、最近、レジでくれる「木製スプーン」は何度も洗って使えるシロモノではない。よく使って2〜3回であろう。具体的に言えば、アイスクリームを買うとくれる「木製スプーン」をご存知ですか。あれって、一回使えば、捨てなければ仕方がないシロモノですよね。
この事実から見ても、どちらが「エコ」なのか一目瞭然である。
環境省はもっと、現実を見つめて、努力命令を出すべきである。アホでポエムで頭がいっぱいの小泉進次郎がいなくなって良かったと思ったら、もっと、アホな大臣がいた。
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このサイトを読めば、「地球温暖化」がいかに、一部の人間の金儲けのためになっているかが、よくわかる。