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【アニメ】🎞️OP主題歌に『前口上』が付く傑作アニメ主題歌特集。

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■「ラ・セーヌの星」

(1975年・フジテレビ&ユニマックス)

⇑ 「歌:アレーヌ」バージョン

⇑ 「歌:堀江美都子」バージョン。
本放送では第1話、第2話のみ堀江さんバージョンのOP EDだったそうです。失礼な話に聞こえますが今とは時代が違いますからねぇ。そもそも堀江さんのアニソンデビューもアレーヌのような立場でしたね。


ナレーション「フランス革命の前夜、花屋の美少女として育てられた
       シモーヌは、<ラ・セーヌの星>と名乗り、剣を取って戦う
       しかし、彼女は自分が王妃マリー・アントワネットの妹であ 
       ることを、まったく、知らなかった…」

民衆の怒声 「マリーを殺せ!」

聞き取って書き起こしました。この声は、広川太一郎さんですね。

◉オープニングテーマ『ラ・セーヌの星』

作詞 - 保富康午 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - アレーヌフランス語: Arlène Tempier)(第1話・第2話のみ堀江美都子)、コロムビアゆりかご会

右の外人さんが歌っていた「アレーヌ」さんらしい。アルレーヌとなっているが・・・。



ラ・セーヌの星』(ラ・セーヌのほし)は、1975年4月4日から同年12月26日までフジテレビ系列で放送されたテレビアニメ。制作はフジテレビ/ユニマックス/創映社(現・サンライズ)。全39話。

同じくフランス革命をテーマにした『ベルサイユのばら』が、どちらかと言えば貴族の側から見た革命を中心に描いたのに対し、本作品では主に民衆の側から描かれ、終盤で王妃側に視点が転換されて両者の生活事情・心情が深く詳細にわたり描写されている。

シモーヌの幼馴染ミランは貴族を憎み、階級差別のない世の中を作ろうと反乱を起こそうとして囚われる。彼はシモーヌとロベールの助けを受け一度はアメリカに渡るが、帰国後に革命の主導者となり、ラストシーンではさらなる激化・暗い時代の到来を予言する。弾圧を受ける民衆、立ち上がる革命家たちの象徴的存在だった。

全体的に荒唐無稽なフィクションでありながら、歴史への考察は深い。前・中盤では典型的な勧善懲悪時代劇ドラマに限りなく近い手法で革命前夜のフランスにおける国王の絶対的権力や、貴族と平民、宗教と科学、“保守派や官憲”(ザラールに代表される愚直なまでに王政への忠誠を尽くした警察隊ら)と“新しいものや自由を求め挑戦する若者たち”(科学者・芸術家など様々な姿で現される)の対立といった構図を平易に表現した。

「悪者」は一目でそれとわかる姿で描かれ、容赦なく斬り捨てられ、子供向けアニメとしてはショッキングなシーンが連続する。

企画 - ユニマックス


◉大隅さんは「ファースト・ルパン」の生みの親ですね。
富野由悠季さんは、こんな仕事もしていたのですね。う〜む。


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■「忍風カムイ外伝」

(1969年・フジテレビ系・制作:TCJ動画センター

ナレーション「忍びの世界には、何人も侵すことの出来ない掟がある。
       その掟を破る者には、ただ<死>あるのみ。
       太陽の煌きも、一瞬、死の伴奏とする、その定めを 
       みずから選び、貫いていくもの
       カムイ 忍者カムイ 」

「本放送バージョン」のナレーション。再放送版より短いです。ナレーターは、名人・城達也。


⇑ 再放送バージョン。ナレーションが長くなっています。こっちのナレーションのほうがカッコいいですね。

ナレーション「今日もまた太陽は昇り、川は流れる
       忍びの世界には、何人も侵すことの出来ない定めがある
       その掟を破る者には、ただ<死>あるのみ
       だが、ここに一人の男があった 
       太陽のきらめきも 月光の聡明も 
       一瞬 死の伴奏と変わる その定めを 
       みずから選び 貫いていく者
       カムイ 忍者カムイ 」

再放送バージョンのOPナレーション。城達也さんの名調子が心地よい。

オープニングテーマ「忍びのテーマ」(インストゥルメンタル
作曲 - 大本恭敬 / 編曲 - 川口真 / ナレーション - 城達也

エンディングテーマ「忍びのテーマ」
作詞 - 李春子(白土三平の妻)/ 作曲 - 大本恭敬 / 編曲 - 川口真 / 歌 - 水原弘

◉EDには、白土三平の奥さんが書いた歌詞が付き、水原弘の歌は入る。
これが、また名曲。庵野秀明夫婦は、この歌の「サビ」をどっちが歌うかで夫婦ゲンカをするぐらい、名曲であります。
「ウルトラマンレオ」の主題歌で有名な「川口真」の編曲が素晴らしいし、水原弘もこの曲を非常に気に入り活き活きと歌っている。お水は、コンサートやディナーショーで必ずこの曲を歌ったと言われている。

某ブログより

◉『忍風カムイ外伝』(にんぷうカムイがいでん)のタイトルで1969年4月6日から同年9月28日までフジテレビにて毎週日曜18時30分 - 19時に放送された。全26話。提供は東京芝浦電気(現・東芝)。

第1話から第20話までは『カムイ外伝 第一部』。第21話から第26話までは、放送当時には漫画での発表がされていなかったが、白土の原作に基づく(⇒補記)。

元々は、宣弘社プロダクション制作・東芝提供による特撮テレビ番組『光速エスパー』の次作品として実写で企画されていたが、『エスパー』で予算が掛かり過ぎたため、アニメ作品に変更された。アニメーション制作は、宣弘社が製作した「アリナミン」のCMを手がけた縁からエイケン(TCJ動画センター)が担当した。主人公カムイは原作より年長に描かれている。

内容の暗さなどから視聴率が低迷したため打ち切りとなり、同じ東芝一社提供番組で当初要望していた枠を確保できなかった『サザエさん』が後番組となった。

◉本放送当時のオープニング(1分30秒)はまず東芝のCMソング光る東芝の歌」(インストゥルメンタル。作曲 - 越部信義)をBGMに、同じ東芝提供番組『東芝日曜劇場』でもオープニングキャッチで使われていた「未来都市」に、カムイの相棒である鷹「ハヤテ」が飛来、直後に刺客忍者が現れたところでBGMが「しのびのテーマ」(インスト)に代わって、城のナレーションが入る。
その後BGMが再び「光る東芝の歌」に代わり、カムイがハヤテを再び呼んだところで、「東芝がカラーでお送りする忍風カムイ外伝」のナレーション(城とは別人)、最後は旅立つカムイ一行の上に「東芝マーク」(当時使われた「傘マーク」)、下に「東芝」がそれぞれクレジットされる構成となる。

◉一方再放送版(1分)では東芝のクレジット部分はカットされ、カムイと忍者との戦闘が一部編集が異なるほか、城のナレーションも本放送版よりセリフが一部追加、声のトーンもやや低めになっている。
そして制作クレジットは「連載誌」と「プロデューサー」が省かれ、最後の制作のクレジット部分も本放送版の「企画 制作:TCJ・宣弘社」から「企画 制作:TCJ動画センター」に変更された。

◉エンディングの映像は、本放送時は「しのびのテーマ」を歌詞付きで1コーラス流したのちスタッフクレジット部でコーダが流れ一旦終了し、ハヤテの飛来するシーンから「忍風カムイ外伝」のテロップが出る30秒の映像(インスト→コーダ)で番組が終了する構成となる。再放送版ではこの2つの映像が合体し、「しのびのテーマ」を2コーラス流す構成に変更された。

これらオリジナルのオープニングとエンディングは、その後の再放送はもとより映像ソフトにも収録されていなかったが、2016年発売のBlu-ray Disc版で46年半ぶりに日の目を見ることになった。

◉スタッフ


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■「新造人間キャシャーン」

(1973〜1974年、制作:吉田竜夫・タツノコプロ)

ナレーション「たったひとつの命を捨てて
       生まれ変わった 不死身の体
       鉄の悪魔を 叩いて 砕く
       キャシャーンがやらねば 誰がやる 」

ナレーターは納谷悟朗さん。「キャシャーンがやらねば誰がやる!」の所でシビレる。カッコいい


オープニングテーマ「たたかえ! キャシャーン」
作詞 - タツノコプロダクション企画文芸部 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - ささきいさお
・ささきいさおのアニメソング・デビュー曲であり、ささきにとっては1965年発売の「ウェディング・ドレス」以来の新曲。冒頭ナレーションは納谷悟朗。

エンディングテーマ - 「おれは新造人間」
作詞 - タツノコプロダクション企画文芸部 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - ささきいさお


◉同社作品『科学忍者隊ガッチャマン』に続くSFヒーローものとして企画され、当初はガッチャマンの後番組として日曜日18時の枠で放映される予定だった。しかし、『ガッチャマン』が大人気を博し、放映期間が予定よりさらに1年間延長されることになったため、同時並行で別の放送枠で放映されることになった。
なお、コロムビアミュージックエンタテインメントから発売されていたDVD-BOXの解説書には、予算的な事情から最低限度の作画枚数を確保するために、従来は35mmフィルムでの撮影が当然だったのに対し、本作品は16mmフィルムでの撮影を選択したという、制作スタッフの証言も掲載されていた。

本作品の仮タイトルは『ネオロイダー』だったが、読売広告社専務の松山貫之のアイデアで『新造人間キャシャーン』となった。
企画書では「未来への財宝(キャッシュ)を捜す者」という意味を込めてキャシャーンと名付けられていたが、監督の笹川ひろしは、これをガラスが割れた音と捉え、ガラスが割れて二度と元に戻れないことを意味すると解釈し、人間に戻れなくなった主人公像を重ね合わせた。

また、当初の企画では、主人公の名前は「南譲次(みなみ・じょうじ)」になる予定だったが、『ガッチャマン』の登場人物に「南部博士」がおり「南」を使いすぎるとの理由から、「東鉄也」に変更された。
なお、「南譲次」の名前はその後、漢字表記を「南城二」に変えて『宇宙の騎士テッカマン』の主人公の名前に転用された。

◉スタッフ

  • 原作:吉田竜夫、タツノコプロダクション企画室

  • 企画:鳥海尽三[注釈 13]

  • SF考証:小隅黎(柴野拓実

  • 文芸担当:小山高男

  • 音楽:菊池俊輔

  • 美術監督:中村光毅

  • 総監督:笹川ひろし

  • キャラクターデザイン:吉田竜夫、天野嘉孝

  • 作画監督:林政行、川端宏、井口忠一

  • 美術設定:中村光毅、岡田和夫、多田喜久子

  • 原動画:西城隆詞、池ノ谷安夫、森中正春、福田健一、岸義之塩山紀生、黒川豊、須田勝、田中享、清山滋崇、水村十司、山口聡、沼尻東、上梨壱也、野田拓実、石黒篤、坂元政弘、高木清、鈴木信一、大鹿日出明、古川達也、岡迫亘弘、中村明、菊地城二

  • 背景:プロダクションわーと、アップルズ

  • 仕上:向井稔、村上篤美、斉藤弥生、近江美樹子、野村千恵子、串田清美、秋山まゆみ、村上幸栄、奥秋英子、関根史子、西嶋敏子、須永友子、池宮隆

  • 特殊効果:朝沼清良、山崎雅典、嶋崎吏之、鈴木絢子

  • 撮影:天平フィルム、モビッシュハウス

  • 編集:森田清次、三木幸子、尾形治敏、神田博史、羽場武

  • 進行:千田正芳、長谷川徹、横尾潔、高山幸直、サイケ・吉岡

  • 効果:イシダサウンド・プロ

  • 録音:棚岡元、水本完、高橋久義

  • 現像:東京現像所

  • プロデューサー:吉田健二九里一平

  • 制作担当:栃平吉和(タツノコプロ)、津田義夫(読売広告社

  • 制作協力:フジテレビ

  • 制作:吉田竜夫、タツノコプロ


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■「佐武と市捕物控」

(1968〜1969年、制作:虫プロダクション東映動画スタジオ・ゼロ

佐武「いくぜ、市やん」
「あいよ、佐武やん」
ナレーション「 罪は憎いが 憎まぬ人を
        斬るも 縛るも 人のため
        闇を引き裂く 心意気
        朧月夜の 佐武と市   」

ナレーターは、「ウルトラマン」のキャップや「仮面ライダー」の立花藤兵衛で有名な「小林昭二」


◉主題歌

オープニング・前期エンディング「佐武と市捕物控」
作詞 - 大町志郎 / 作曲 - 山下毅雄 / コーラス - GEMシンガーズ

後期エンディング「佐武さぶと市いち捕物控とりものひかえ」
作詞 - 大町志郎 / 作曲 - 山下毅雄 / 歌 - 坂梨昇


NETテレビ系で、1968年10月3日から1969年9月24日まで放映。制作は毎日放送(MBS) 。
モノクロ。
当初は成人層を視聴者とする狙いで、当時のアニメ番組としては異例の21:00 - 21:30枠で放映されたが、半年後には19:00 - 19:30枠に変更されている。

端々に実写映像を使用する実験的な演出も行われている。

◉MBS制作アニメとしては2023年7月に『いきものさん』が開始するまで腸捻転解消前後を通じて唯一の東映動画(現・東映アニメーション)との作品だった。
また、NET→テレビ朝日以外の制作によるANN系列の東映動画のテレビアニメは、本作品以後、『とんがり帽子のメモル』(腸捻転解消後の朝日放送〔ABC〕制作)まで途絶えることになる。

◉ローカルセールス枠であり、NETではハヤミズ(速水家具センター)、MBSでは大阪ガスの1社提供で放送された。

◉本放送時、キー局のMBSでは『反逆者』を第1話、『三匹の狂犬』を第2話として放送したが、NETでは逆に『三匹の狂犬』を第1話、『反逆者』を第2話として放送するという異例の措置が執られた。
この事実は近年になって知られ始めたものであるため、現在でも『三匹の狂犬』を第1話と記載する資料が多い。

山下毅雄によるBGMの幾つかは、後に放送された「ルパン三世」における石川五右衛門関連のシーン等に流用されている。


◉スタッフ

  • 原作:石ノ森章太郎

  • 音楽:山下毅雄

  • 美術:山本義也、西芳邦、沼井肇

  • 背景:水谷昇、西原繁男、小山田哲也、竹内俊英

  • 仕上:神田武幸、六笠有子、織田恵美、高橋光子、平賀豊彦、庵宮東世、高橋俊雄

  • トレス:宮土美沙子、北山礼子、横井千鶴子

  • 彩色:尾崎宮子、小山郁子、佐藤敦子、木村和江、早川乃里子

  • 撮影:大石久剛、森口洋輔、月岡英生、八巻馨、小林三男、浜崎敬一、板東昭雄、高橋宏固

  • 演助:神田武幸、及部保雄、小湊洋市

  • 記録:池田起代子、木俣時子

  • 編集:尾形治敏、西出栄子、花井正明

  • 制作担当:斉藤弘平、藤田鉱一

  • 担当制作:綱田靖夫、牧元悟、おおだ靖夫、土田浩、岩崎正美、後藤靖弘、国井よういち

  • 進行:尾崎正樹、上山憲二、大野清、石黒信一、三沢徹夫、小森徹、山田勝久

  • 制作:角田喜代一

  • 音声演出:浅野良一

  • 音響:明田川進、草間良元

  • 効果:水町正俊、大平紀義、TEO

  • 録音:神原博巳、浅野良一

  • 選曲:宮下滋

  • 現像:育映社、東京テレビセンター、東映化学

  • 企画:電通

  • 監修:松田定次

  • 作画:村野守美、杉野昭夫、沼本清海、飯野肇、石山卓也、森田浩光、甲藤征史、後藤静夫、津野二朗、上梨満雄、藤田真吾、山崎隆生、半田輝男、小川隆雄、高島鉄也、長谷川淑子、矢沢則夫、井上勝、所初恵、神山美智子、棚橋一徳、落合正宗、石黒育

  • 制作:虫プロダクション東映動画スタジオ・ゼロ

  • ナレーション:小林昭二相模太郎(18話のみ)


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今回は、いろいろ調べ物が多く、すこし手間取りましたが、勉強にもなりました。

今後も、このような企画を立てていきたいと思います。


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