訂正する力 最初のほうを読んで。自助のプログラムに通じるものがあるのでちょっと書いてみる。
本の主題になるのかな。
日本にいま必要なのは「訂正する力」です。
ものごとをまえに進めるために、現在と過去をつなぎなおす力。
それが本書が言う「訂正する力」です。
訂正する力は「リセットする」ことと「ぶれない」ことのあいだで
バランスを取る力でもあります。
リセットすることもぶれないことも幼稚な発想です。日本ではそんな幼稚さばかりがもてはやされている。
けれども、ぼくたちはそろそろ成熟するべきです。そして社会の持続について考え始めるべきです。訂正する力は成熟する力のことでもあるのです。
日本には訂正する力が必要です。けれども日本にも、その力は備わっていました。むしろ訂正が得意な国だった。
にもかかわらず、ぼくたちはそのことを忘れてしまった。そのためにさまざまな問題をまえに進められなくなってしまった。だから、いまいちど訂正する力を蘇らせる必要がある。本書はそのような呼びかけの書物です。
本文はこれから読み進めていくのですが
訂正する力で思ったのは
自助のプログラムでした。
12個のステップがあるのですが
その中の1つに間違った時には直ちにそれを認めたというのがある。
日々、自分を振り返り
誤りがあったのなら謝罪をするか
今後の行動を変えていくか。
日々、訂正していく地味な作業だが
こういった作業が少しずつ自分を変えていき
それが習慣になり生き方になっていく。
自分は悪くない!だとか
自分は正しい!だとか
そういうものはとりあえず脇において。
自分の行動だけを振り返るときに
ちょっとまずかったかな?って
何か異変(誤り)があると
やはり心にひっかかる。
そのひっかかりは日に大きくなるし
放置しておくと害になってしまう。
依存症がそもそも害で、中毒なのだが
それは放置しておけば悪化する一方で。
自分を正す力など自分にはないけど
人に相談をしたりだとか
他人の意見を素直に聞く耳があるかとか
そういうことも大きいように思う。
とにかく自分の考えはいったん持ち上げて
別の発想や考えを取り入れてみること。
訂正とは少しニュアンスが違うかもしれないけど
依存症界隈で言われていることは
やりたくないことをやれ!っていうことと
自分の考えは使うな!っていうこと。
訂正する力がないと
自分を軌道修正していけないし
それは国家もそうなのかもしれない。
ちょっと面白そうな本なので
読み終えたらまた書いてみたいと思う。
訂正する力