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純愛小説が書きたい
恋愛小説が書きたかったのです。
なのに、ある作家さんから、「あなたの書くものは欲望小説だ」といわれました。そう、私の書いていたのは、男からの一方通行の愛だったのです。この歳にもなって、そんなことにも気づけなかったなんてダメなジジイですね。
でも、書きたいものは、書きたいんです。私の欲望がたっぷりつまった小説を。ジジイの恋愛小説。いや、「純愛小説」が書きたい。
また、ある人からは、年寄りが若い時の恋愛を思い出して書いても、ちっとも面白くないといわれました。そのとおり。だから、現時点での等身大の登場人物に純愛をさせたいんです。
成功するかどうかは二の次、とにかく書き切ってみたい。この歳になって、純愛しちゃいけないなんて法はどこにもないでしょう。でも、現実には叶えられていないから、そのうっぷんを小説で晴らしたいのです。
純愛でも、日活ロマンポルノのような世界を描きたいのです。愛の他には何もいらないという世界を書きたい。三畳一間の生活を書きたい。
そして「ただ、あなたの優しさが怖かった」と登場人物に言わせてみたい。
そんな小説が書きたい。
いや、純愛を書くより、純愛がしたい。
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