八割の夢の中で
午後四時
陽はまだまだ高い
オリーブの葉に
六割の日向と四割の影を作って
それがレースのカーテンの向こうで
おだやかに揺れるから
目をつむっても
緑に包まれている僕は
六割の夢と四割の現実の中でまどろむ
いつからか
我が家の選曲権を独占している君が
窓際に寝転がって
クラシックピアノの曲ばかりをかけて
現実の半分を夢に移すから
僕は寝息に手を引かれて
散歩にいく
やっぱり午後四時って
好きだな
午後四時
陽はまだまだ高い
オリーブの葉に
六割の日向と四割の影を作って
それがレースのカーテンの向こうで
おだやかに揺れるから
目をつむっても
緑に包まれている僕は
六割の夢と四割の現実の中でまどろむ
いつからか
我が家の選曲権を独占している君が
窓際に寝転がって
クラシックピアノの曲ばかりをかけて
現実の半分を夢に移すから
僕は寝息に手を引かれて
散歩にいく
やっぱり午後四時って
好きだな