カラリラリラリラ
もう何十年も前のこと
その日その日が楽しくて
でもでっかい夢なんかはなくて
アイスカフェオレの氷を
カラリラリラリラと言わせながら
音楽を聴いていた
そのときすでに懐かしかった歌は
今は尾ひれも長く付いて
絡みつく色とりどりの様々はセピア色
僕は何を待っていたのだろう
確かに何かを待っていたはず
そのとき待ち侘びた様々は
今では殆んどがやって来ていて
まだ来ていないのは
幼い頃に待っていた見えないものだけ
それが何だったか
未だに思い出せないでいる
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?