君の願い
君は来月に彼女の誕生日があって
その為にお金が必要で
デートに着ていく秋服がないから
買うお金が必要で
でも我が家は
小遣い制を導入していないので
お金を得る手立てがないから
3万円貸して欲しいと言う
大学生になったらアルバイトをして
返すから貸して欲しいと言う
まだ大学生になれるかどうかも
分からないのに
君はきっと貸して貰えると
思っているのが手に取るように分かる
僕はきっと貸すと言って
お金を手渡すだろう
今は黙っている妻はその時
釘を刺すような言葉を吐くはずだ
弟はじっくり観察するように
聞き耳を立てている
なんか面白いな