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凸凹

古いアスファルトの道は凸凹で
自転車で行けばタイヤは
蹴られ蹴られ蹴られ

心の中に沈んでいた
とっくに忘れていた小石が
跳ねて跳ねて跳ねて

とっくに終わった話を
語り出すから厄介だ

たっぷり時間を使って
ゆっくりゆっくり進めば
凸凹は感じることなく
心地いい揺れに

小石はちょうどしっくりくる
なだらかなくぼみに

凸凹かどうかを決めていたのは
自分だった

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