うす紙の向こう
空っぽのコーヒーカップを
握りしめて
まだ残る温もりを
引き取る
飲み干したのは
誰だろう
あずかり知らない渦に
ゆっくりと引き寄せられて
考えることの
無意味さを知ると
見えてくるのは
淡い光だけ
いつもと変わらないことを
いつもと変わらないように
一番簡単なことが
一番難しいと感じて
ついさっき飲み干した
コーヒーの味が思い出せない
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空っぽのコーヒーカップを
握りしめて
まだ残る温もりを
引き取る
飲み干したのは
誰だろう
あずかり知らない渦に
ゆっくりと引き寄せられて
考えることの
無意味さを知ると
見えてくるのは
淡い光だけ
いつもと変わらないことを
いつもと変わらないように
一番簡単なことが
一番難しいと感じて
ついさっき飲み干した
コーヒーの味が思い出せない
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