君の夏
今君の目に映っているのは
物分かりの悪い男か
頑固者の親父か
古臭い考えの大人か
だけど論点はそこじゃない
君が彼女を家に
連れて来たいという日は
僕も妻も居ない日で
妻はダメだと言った
君はもう高校生なのにと言い
妻はまだ高校生なのにと言った
僕はもうとかまだとかは思わない
ただ妻に賛成ということだ
最近の妻は
気を利かして用意した茶菓子を
君に非難されたりして可哀想だった
だから僕は君に
ダメだと伝えた
いいとか悪いとか
高校生だとかではなく
ただ妻に賛成ということだ
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