ひと時の間
空とアスファルトの両面で
炙られながら自転車で15分
銀行に着いて用事を済ませたら
薄雲が出ていて体感5℃は低く感じる
でも最初から決めていたので
桃のフラペチーノを飲んだ
やっぱり窓際の席は好きだ
半分飲むと頭がキーンとなって
思わず額に人差し指と中指を当てる
視線の先は大きな欅の木
魔貫光殺砲で倒してしまわないかと
心配したけど枝先の葉は
ゆったりと楽しむように揺れている
時間を惜しむように生きるのは
充実した満足が得られそうだけど
振り子が反対側に振れる瞬間の
ひと時にたっぷり時間を感じる方が
楽しく生きていられそうだ
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