君の欲しいもの

物欲が全く無い君が
6000円のシャーペンを欲しいという

中学生でシャーペンに6000円は
高いのではないかと
家族の意見は一致していて

それでも買ってあげたい気持は
みんな持っているから

何かの記念にとか
誕生日プレゼントの先取りとか
何かの褒美にとか

でも決定打にはならず

「6000円のシャーペンなら
全教科100点取れるのに」とか言うから

じゃあ全教科100点取ってからって
言われて話は頓挫する

自分軸で考えても打開できないなら
他人の何かに便乗って手もあるけど

それがいつになるのか
見当もつかない