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プログラムに曲紹介文を載せるかどうか、悩みます。

こっそり、こだわっていることがあります。

必ずそうしているわけではないのですが、弊社音楽会でお配りしているプログラムには、曲目とおおよその演奏時間のみを載せて、曲紹介の文は書きません。

その理由についてお話しします。


クラシック音楽の曲は長いので、客席で集中して聴き続けることは難しいです。
何より、緊張と緩和のドラマを音楽で意図的に作り出すのが本分なので、音楽の緊張がゆるんだときは、一緒に心をゆるめるのが楽しいです。


緊張がゆるんだ時に、演奏中にプログラムを開いてお読みになる方がいらっしゃいます。

そりゃ、あれこれ書いてあれば、つい読んじゃうのが人情です。

その時に、どうしてもペーパーノイズがガサガサ鳴りやすいのです。
大量のチラシがバラバラと落ちてしまうこともあります。

音楽ホールですから、どんな雑音でもよく響いてしまうのです。
そしてそれは、演奏する奏者の耳にもしっかり届いています。

不要なピリつきをホール内に発生させてしまうのは、アクシデントです。
アクシデントを未然に防ぐのは、音楽会を運営する私たちの責務だと考えます。

従って、「プログラムを読み物にしない」というのが、私たちの今のところのこだわりです。
ただ、Wikipediaに載ってない曲目や、あまり広く知られていない曲については記載します。不案内すぎるのも逆効果ですし、難しいですね。


プログラムを開くのは、休憩時間中か曲間にして頂けたら幸いです。


【陽向企画コンサート企画部】
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