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台湾、中国、ベトナム。世界のお茶の飲み比べをしました。

元々のお茶好きもありますが、茶道の稽古を始めたこともあって、さらにお茶に興味がわいている今日この頃。
とある縁があって、
「手に入るなかでも最高のお茶」
をテイスティングできるお茶会に参加することができました。
なかなかできない贅沢な体験となりましたので、noteに忘備録代わりにメモしてみます。

当日ふるまわれたお茶は4つ。

大禹嶺茶(台湾)
祁門(中国)
茉莉花(中国)
蓮茶(ベトナム)

大禹嶺茶は台湾の高山茶の一種ですね。
霧深く寒暖差の大きい山間部で育つ茶葉を使うので、香りがよく渋みの少ない味わいに仕上がります。
飲ませていただいたのは多分二番茶。春茶だともっと味が柔らかいはず。
高山茶だと阿里山も有名ですが、大禹嶺のほうが若々しくてフルボディ(?)な感じ。

水出しでいただきました。
台湾の茶問屋に怒られる笑
むこうの人はお茶はホットで飲むものだという信念がありますね。
一度お茶好きの知人に連れられて台湾の茶問屋に行ったのですが、白髪のご主人が
「冷たい飲み物はよくない。日本人はお茶を冷たくして飲む、よくないよ!😩」
茶葉の美味しさを引き出すには沸騰させたお湯が必要なんだ、と力説した後に、洗面所の蛇口からポットに給湯していたので、そんなのでいいのか?と思いました。

次は祁門。安徽省産の発酵茶です。

これはもう、紅茶のロマネコンティ級の気品ある間違いないおいしさ。イギリス王室御用達なのも納得です。
紅茶好きの女性に祁門を贈ると狂喜乱舞すると思います。

3番目は超高級ジャスミン茶。

沖縄にもサンピン茶というジャスミンで香り付けしたお茶がありますが、それをもっとハイグレードにした香りがします。
ただ、ジャスミンの香りが前に出過ぎていて飲み続けると味覚が麻痺します。これでシャーベットを作って、コース料理の口直しにするとぴったり!

最後はこちら。

ベトナムの宮廷で愛好されていた贅沢品、蓮の花に茶葉をふくませて香りを移した蓮茶です。
これはお茶菓子と一緒に楽しんでもいいし、食中に飲んでも料理の油をきれいに流して、スパイスの刺激をオフにしてくれる優れものです。
大昔にベトナム政府御用達の老舗茶店の蓮茶をいただいたのですが、それよりずっと美味しかったです。

余談ですが、日本茶といえば宇治茶が有名です。
でも、味わいで選ぶなら、九州の八女茶か静岡の掛川茶が美味しいと思っています。
八女茶のほうがまろやかで贈答品向き。
掛川茶は元気な茶葉の味がします。
地元の農協で売っているお得用増量パックを買って、茶葉をケチらず濃いめにたっぷり飲むのが好きです。

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