着物のメンテナンス。細かい手仕事の楽しみ。
着物は着るのも大変、動くのも大変、脱いだあとのメンテナンスも一苦労。それでも、ここまで手間暇かけるのは、
「美人に見られたい!」
という見栄。
そして、着物を着ると最高に気持ちがアガります。笑
このために細々とした手仕事をするくらい、どうってことはありません。
でも、大変(どっちだ)
今日は江戸小紋のメンテナンス。
火曜日にお茶の稽古のために着た着物、帰宅する時に小雨に降られて濡れたので、タオルで丁寧に水気を拭き取ってから、吊るしてシワを伸ばしておきました。
でも、着物の上前のシワが残ってしまって、いまいちパリッとしない。
正座をした際に畳で擦れるので、吊るしただけでは物足りない。
そんなわけで、思い切って
超低温アイロン
水蒸気
バスタオル
の3点セットで、上前のシワを取ってパリッとさせる作戦を実行してみました。
リユースで購入した7,400円の着物ですし、万が一失敗しても稽古着なので目を瞑って着ちゃう。
高温のアイロンを当てると生地がダメになるので、手を当てるとちょっと熱いかな?と感じる程度の低温アイロンを使います。
イメージとしては火のしですね!
中に炭火を入れて、熱で着物のシワを伸ばす生活道具です。
少しだけ水を噴射して湿らせて、バスタオルを当てて、引き伸ばす感じでアイロンをあてたら、もう1回吊るして水分を完全に飛ばします。
おはしょりの部分のシワはどうしても残るけれど、着物の上前はきれいに伸びてパリッとしました!
ドキドキでしたが、やってよかった。
着物は清潔に着こなしたいですものね。
丁寧に畳んで、袂には衣紋香をしのばせてメンテナンス終了です。
ついでの細かい手仕事は、これです。
帯揚げと帯締めの収納。
関東者なので、小物は地味なものを使っています。笑
京都だともっと華やかでフェミニンな、綸子のしぼりなどが好まれますよね。
どうして巻いているかといいますと、平置きで重ねると取り出す時が面倒くさい。それに、衣装合わせの時は在庫を一目で把握したい。
取り出しやすく、コーディネートの時の手間が省けるロール収納にしました。笑
小物は数を持っておきたいのと、高価なものは必要ないので、帯揚げ5枚セットや問屋のバーゲン品を買っています。
勝負着物なら、購入する際に帯揚げ・帯締め・草履もまとめてコーディネートしてもらうのがいいのですが、カジュアル着に合わせるのでバラバラ。
季節感は外したくないので、秋になってからはちりめんの重たい色のものを使います。
ついでに、帯締めも。
房にプラスチックのガードを巻いて、整えておきます。
ブランドの服にデパコスでメイクしても、眉毛がボーボーでは残念です。
やっぱり、着物姿もボーボーは様にならないので、細々と手を動かしてメンテナンスしておきたいです。
ボーボーで思い出した、和服ってどういうわけか、謎の糸が飛び出してきますね。
放置するわけにもいかなくて、いいのかしらと思いながらカットしています。
着物と帯の収納のは、これが便利です。桐タンスは買わなくて大丈夫。
通気性がよくて、コンパクトに収納できます。
ズボラなわたしは、小物は100円ショップで売っているボックスに収納しています。
使い終わったら、一度陰干ししてから収納します。