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展示会「LIFE×DESIGN」東京ビッグサイト 着物好きさんにおすすめグッズを発見!
毎年2回東京ビッグサイトで開催される巨大見本市、東京インターナショナルギフトショー。
そのイベントの企画として出展されているのがLIFExDESIGNです。
伝統工芸を現代風にリノベーションしたり、デザイン性の強いプロダクトが揃うので、個性の際立った商材を発掘したり、マーケットの動向をチェックできる良いイベントです。
今年はブースの数も商材数も増えて、全部チェックするのが大変でした。
無料で参加できる展示会ですので、お仕事だけでなく雑貨好きの方にも一度のぞいてみてほしいです。
今年はなぜか、デザイン性の高い・素材がエコな草履を発表している企業が多かった。
伝統工芸+モダンをテーマに商品開発をする企業が集まるだけあって、
織物
漆
ガラス
木材
箔押し
和紙
こういう素材を上手にリノベした和風の商材が多く、
「おや、これは着物に合わせられるんじゃない?」
と、仕事そっちのけでワクワクです。笑
そんなわけで、私の好みと独断で、着物ライフをレベルアップしてくれる和風グッズを選んでみました。
オンラインショップがある場合は、リンクを貼り付けておきます。
buntA
ラバーで作った草履やサンダルを作っている会社です。
今回は新作の
「ラバー数寄屋袋」
を発表していて、デザインがオシャレなのはもちろん、ラバー生地がしっかりとしていて耐久性があり、広げれば風呂敷のように平たく、スナップで止めればポーチに変身!
見た目は数寄屋袋でも、普通にカジュアルなクラッチバッグとして使えますし、ノートパソコンを入れても大丈夫です。
最近のトレンドのアンティーク着物やデニム着物に、ラバー素材の小物を合わせるのは悪くない。
まだオンラインショップにラバー数寄屋袋は掲載されていないので、少々お待ちください状態ですが、販売が始まったら私は買います。笑
Natio
日本の色彩や素材を活かしたビーズを製作している企業です。
手芸が好きな方、手先が器用な方は、ビーズバッグや帯留を自作してみるのも素敵だと思います。
紅花、藍の天然染料で染めた華やかな色合いのビーズは、洒落着に合わせた小物に使いたい。
ビーズバッグ、ひとつは欲しいですよね…
能登上布 山崎麻織物工房
着物好きの方なら知っている、能登上布の工房も展示会に出展していました。
能登上布は生産する工房が山崎麻織物工房1軒しか残っていません。
能登上布は布というよりも、もはや重要文化財。
今後は品薄になるのが間違いなく入手できなくなるはずですので、財布の都合が許す限り見つけたら買って!
案の定といいますが、オンラインショップに掲載されている帯と反物はsold outです。
半幅帯や小物は在庫がありますので、洒落着のアクセントに使いたいですね。
染めの里おちあい
創業100年、江戸小紋や江戸更紗を製作している染め物工房が、かわいらしい染め小物を発売しています。
私が気に入っているのが、江戸更紗を使ったトートバッグ。
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普段は藍色や焦茶の地味な着物を着ているので、これくらい柄と色が入って目立つバッグを持ってもいいかなあ、と思っています。
着物で何が困るって、和装用のバッグは小さすぎ&ダサすぎで萎えますよね…
ショップチャンネルで西陣織の技法を使ったバッグが販売されてまして、それも悪くはないけれど、普段使いには華やかすぎる。
こっちの江戸更紗のほうがカジュアルで可愛い。
ラオスの織物
今回の出展でいちばん気に入ったのが、こちらです!
ラオスの職人さんが手織りした布。
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幅がやや広くて、帯に仕立てるなら端を落とす必要がありそうです。
ラオスの織物を使った帯は日本で販売されてはいますが、まだ数は出回っていなかったように思います。
洒落帯にして銀座結びにするのもよさそうですし、着慣らした紬に合わせてもいいなあ、と妄想がふくらみます。笑
伝統の技術+リノベーションで生まれた商品にも目が引き寄せられますが、やっぱり心に響くのは丁寧な手仕事です。
よい品物を見ることができて、今日は大満足でした。