着物で暮らして良かったこと、やらかしたこと3選。
やっと涼しくなってきて、着付けの練習の時に汗だくにならないで済むようになりました。
いつもは扇風機とクーラーに加勢してもらわないと、とてもじゃないけど立っていられません…。
最近は自宅で普段着使いする着物なら、薄いメイクと単衣の着物、名古屋帯で30分あれば形にできるようになりました。
楽天で1980円で拾った袷の紬、着付けの練習着にして爪で引っ掻いてもいいし、汚してしまってもいいや、というわけで、こんな雑な着方をしています。笑
帯は汚したくないので、割烹着で正面をガード。
これで惣菜の仕込み、洗濯・掃除をやっつけて、メールの返信も済ませるフネさんスタイルです。
割烹着はダブダブで着心地がいいので、Tシャツの上にかぶってエプロンの代わりになりますし、クーラーの冷気を和らげてくれるので、冷え性のわたしにはありがたいアイテムです。
割烹着が活躍するのは、茶席の水屋仕事だけじゃない!
着物は洋服に比べると動きにくいのは本当ですが、手を上下させたり走り回らなければ大丈夫です。
普段から着物を着て生活してみると、
外見はもちろんマインドにも美女効果がある気がします。
わたしの主観では、
美女20%増量
です!
特に、正絹のひんやりとテロッとした肌触りは、
「女冥利に尽きる」
と表現したいエロティックな魅力があって、これを味わってしまうともう引き返せません…。
ついでに着物のよさを付け加えますと、洋服ではありえない色合わせをしても、違和感なくまとまってしまう不思議なパワー、ですね!
洋服で
「紫+ゴールド」
を着ると、下手したら痛い人ですが、着物なら別にどうということもないどころか、よくある配色ですしゴージャスで素敵。
ジョジョの奇妙な冒険ファンにはたまらない。
好みの色の着物と帯を身につけて、ハンカチを懐中、帯に扇子とスマホをさ差し込んで、お太鼓に予備の足袋を収納すれば完璧。
念の為バッグに着付け用の紐を入れておけば、万が一出先で帯が崩れても対応できます。
着物を着慣れると、着崩れしにくい動き方ができるようになってきますし、腰紐が解けない限りは、おはしょりも襟元も簡単に修正できるとわかってきました。
近藤サトさんのYouTube動画で、ヒヤリハット事例を予習すれば怖くない。
着付けを覚えて、着物での動き方も予習したら、着物美人のできあがり!
と、言いたいのですが…
これだけマメに練習して、万が一にも備えたのに、それでも私はやらかしています。笑
そんなことがあるんだ、とご笑覧ください。
やらかし1:忘れ物
暑いのが嫌なので長襦袢を着ずに、ウソツキという半衿+付け袖つきの着物専用下着を使っています。
これなら正式な着付けの
「下着+長襦袢」
を省略して、
「ウソツキ」
1枚で身軽にできます。
それでも暑くて嫌なので、ウソツキの付け袖をはずして身軽に着ていたら、人と会う場にも袖を忘れて出掛けてしまいました。
あれ?
たもとが寂しい?
と、思って慌てましたが、誰も気が付かなかった。笑
やらかし2:内出血
着物を着て歩く時は、裾がはだけないように小股でつま先から歩いていますが、蒸し暑くて汗が止まらない日、電車の乗り換えの手間を惜しんで1駅分の距離を歩いたら、内股がヤケに痛くて汗がしみる…。
帰宅してから見てみたら、股ズレが悪化して内出血していました。
シャワーを浴びると、傷に水がしみて泣ける。
暑いのが嫌で
「とにかく着たくない!」
という思いに頭が引っ張られて、ステテコかスパッツを履いておく、という発想がまったくありませんでした。
やらかし3:踏む
お気に入りの着物と帯でウキウキだったのに、おろしたての草履で銀杏を踏みました。