【石川旅】幻のようなティーサロンに行ってきた
もちろん幻ではない、現実のティーサロンに行ったお話です。
なにしろ、紅茶への愛が素晴らしく深いのです。
「たとえ薬はきらしても、紅茶はきらすな」
という格言が紙袋や店内に記されているほど。
私にとって「幻」のゆえんはいくつかあります。
・会員制であるということ。
今回は子ども(社会人)が会員だったので、同行者として入店できました。
・東京からいささか遠い。
・車がないと行きづらい。
気軽には行けないお店なのです。
お店の名前はTEA TON(ティートン)
お洋服などのセレクトショップを経営する会社が作った、こだわり抜いた紅茶サロン。
最寄りの加賀温泉駅からは車で15分。
私達は加賀温泉駅からタクシーに乗りました。
小松空港からは車で10分だそうです。
タクシーの運転手さんに「紅茶専門店のTEATON」と言ってもわかりません。
タクシーで行く人などいないのでしょう。
訛りの強い運転手さんに、住所を告げて、グーグルマップを頼りにナビしながら走ってもらいました。
源平の古戦場を通り抜け、遠くに白山を望みながら海沿いの国道を走ると、田んぼとラーメン屋さんの並びに不似合いな、シンプルな白い四角い二階建ての建物が現れました。
遮るもののない真っ青な空の下、突如、現れたティーサロン。
私の頭の中では映画のバグダッドカフェの音楽が流れます。
室内は2人がけのテーブルがいくつかと中央に大テーブル。
2人がけのテーブルが埋まっていたので、大テーブルを案内されました。
テーブルの脚は自然石。
壁の間接照明は何かのマシンの部品のような。これ、美術館で見たかもー。
壁はオフホワイトで、室内は落ち着ける雰囲気です。
庭ごしに、田圃の苗が風にそよぐ様が見えます。
オーダーしたのは、
スイカのパフェ「ウォーターメロンウォーター」と紅茶。
どんなパフェかと言うと、
すいか
エルダーフラワー
チョコレート
ココナッツミルク
レモン
ミント
愛玉
桃の樹液
パッションフルーツ
などなど
幾層にも重なった、甘味達が待ち構え、スプーンを進める手が止まりません。
ホットの紅茶は香り高く、渋みはほとんど感じません。
アイスティーは後味が爽やかです。
食べた後、ほうっとしていると
「屋上もあるので、ぜひご覧ください」とお店の方が教えてくれました。
日本海が見えました。
こちらのお店は撮影禁止。自分がオーダーした物のみオッケーとのこと。
隣はセレクトショップ「フェートン」。
後からオーナーさんのインタビューを読んだところ
「このお店を目的に人が来てくれるようなお店にしたい」
はい。
私達はまんまとその戦略に乗せられて来ました。
それにしても、どんな方が会員になっているのか不思議です。
よっぽどの紅茶好きかスイーツマニア。
セレクトショップの上客。
近隣の方?
次に行けるのはいつかなー。
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