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それぞれの軟骨唐揚げへの想い

最近のコンビニは偉い! 

昼からノンアルコールビールに合わせるため、パックの軟骨の唐揚げを買ってきた。

工場生産の割には、割と大ぶりな軟骨に黒胡椒が効かされている。

そう思うと、学生の頃に行った安居酒屋の軟骨唐揚げは何だったのだ?

人差し指の爪大の軟骨を食べながら、バカな話をいくつしてきただろう。

何も知らない学生の僕は、「鶏とはこんな小さい軟骨なんだ…」とその不憫さを想い、悲しい気持ちになっていた。

だが、違う!!きっと厨房で材料は小さく分けられていたのだ、数を稼ぐために!

みんなで笑顔で分け合えるよう、店が潰れないよう、色んな想いと戦略があったことを、二十年を経て気付く。

んが、コンビニは正直で素敵ですね。
#それぞれの軟骨唐揚げへの想い
#一口エッセイ