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【こんなAIールの紹介だ!】Elicit~文献検索から要約までサポートしてくれるAIツールを解説~
みなさん、こんにちは、こんばんは!
ゆうきです😊
今回はElicitというAIツールをご紹介します。研究や学習で使える「文献検索や論文レビュー」を手助けしてくれるので、学生さんや研究者はもちろん、「専門知識を集めたい」という初心者にも役立つツールです。
ということで今回はElicitについて記事を書きたいと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1737634501-0qIuiA7VO4KwmEWfSp3R1TJF.png?width=1200)
Elicitの概要
AIが文献検索を支援
Elicitは、自然言語を入力することで、学術論文の検索・要約をサポートするツールです。
「こんな疑問がある」と入力すると、関連論文をズラッと出してくれる要点を自動生成してくれるので、論文をいちいち全部読まなくても概要がわかります。
特徴的なポイント
効率的な文献検索
キーワードの完全一致だけじゃなく、関連性のある論文まで幅広く探してくれる。
要約機能
論文を読む前に「どんな内容?」とざっくり把握可能。大量の文献を扱うとき超便利。
フィルタリング
年代や引用数などで絞り込みしやすいPDFが無料で手に入るかどうか、といったアクセス可能性でもフィルタできる。
研究方向をサポート
関連テーマや疑問を提案してくれるので、新しい研究仮説を思いつきやすい。
Elicitで使える主な機能
文献検索
Elicitの基本はやはり学術論文の検索。
ユーザーが入力した質問やキーワードに合わせて、論文のタイトル・著者・要約・引用数・発行年などを一度に表示します。
Semantic Scholarなどのデータベースを使っており、2億件以上の論文から探してくれるのが強み。
要約生成
論文の要旨をAIが自動生成してくれるので、
論文全部を読む前に「これは自分の研究に関係あるか?」をすぐに判断可能。たくさんの論文を扱うときにめちゃくちゃ助かりますね。
フィルタリング
発行年:最近の5年以内とかに絞ることができる。
引用数:たとえば引用数が多い論文だけ表示できる。
PDFの有無:無料ダウンロードできるかどうかで絞ることができる。
このあたりを組み合わせることで、本当に必要な文献を素早く選び出せます。
関連性の高い論文を提案
検索結果に基づき、「このテーマならこっちの論文も読んでみては?」と自動でオススメしてくれる機能もあります。
PDFアップロード&データ抽出
ユーザー側ですでに持っているPDFファイルをElicitにアップロードして解析してもらうこともできます。
引用部分やまとめを自動で抽出し、整理することができます。
Elicitの使い方
アカウント作成:Elicitの公式サイトで無料アカウントを作る(メールアドレス登録など)
キーワードまたは質問を入力:例:「What are the effects of climate change on biodiversity?」(気候変動が生物多様性に与える影響)
検索結果の確認:論文タイトル、要約、引用数などが一覧表示。
フィルタリング:年、引用数、PDF有無など必要な基準で絞る。
必要に応じて論文のダウンロードや文献管理ツールにエクスポート関連文献の探索:さらに深掘りしてリサーチを進める。
Elicitのメリット
時間の節約:効率的に文献を検索・要約できるので、大量の論文を扱うときに助かります。
検索精度UP:英語論文中心だが、キーワードの完全一致がなくても関連文献を見つけやすくなってます。
回答出力時のElicitの順位付けアルゴリズム
Elicitが検索結果を表示するとき、以下の要素を考慮して順位付けを行うと言われています:
キーワードの関連性:ユーザーが入力した質問・キーワードと論文内容がどれだけ合致しているか。
引用数:多く引用されている論文ほど影響力が高い。
発行年:最新の研究を優先する。
ジャーナルの評価:有名ジャーナルの論文は優先順位が上がりやすい。
ユーザーのフィードバック:ユーザーの操作(クリック、無視など)によっても最適化が進む。
探索する論文を効率的に探す質問形式のコツ
Elicitでは、質問の仕方が結果の質に大きく影響します。
具体的な問い:例「気候変動が生物多様性に及ぼす影響は?」
自然言語:例「What are the recent studies on COVID-19 vaccines?」
キーワードをしっかり入れる:例「メンタルヘルス」「高齢者」「運動」など
文脈の提示:例「高齢者の健康について研究している。運動の効果を知りたい」など
こうすることで、Elicitがより的確な論文を見つけやすくなります。
まとめ
Elicitは、研究や学習で役立ったり、文献検索、自動要約や関連文献の提案など無料で使えことといったメリットがたくさんあるAIツールです。
もちろん、日本語文献への対応が弱いとか、一部の有料論文にはアクセスできないなどの限界はあるものの、英語の学術情報を効率よく探すには大変便利。
研究初心者や大学生、一次情報を探している方や特定の論文を探す方にも、試してみる価値は大いにあるでしょう。上手に使ってリサーチの時間を節約し、より深い探究へ一歩踏み出してみてください😊
Elicitリンク:https://elicit.com/