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【雪国ワーホリ日記】 地元じゃない「地元」で生きる。
同じく北緯37度に位置するサンフランシスコとは全く異なる世界がここ南魚沼にはあります。豪雪地帯として半年近くものあいだ雪に覆われるこの地。縄文時代から雪と苦楽を共にしてきた数千年の歴史が、人間と雪が共存する知恵を授け、今もなお太古の教えが生活に根付く文化圏。
景色や文化、生活、人など “異日常” 溢れるこの雪國・南魚沼で、暮らしながら学ぶプログラム「雪國ワーホリ」。実際に訪れている若者の声を届けていく企画連載「雪国へ、ゆく」が始まります。
佐藤さんは,雪国ワーホリの第1号です。2月下旬から訪れていた彼が,初めての雪国で何を学び,どう暮らし,そしてどんな可能性を南魚沼市に見たのか,ぜひご覧ください。
佐藤 隼音(さとう はやと)
2003年 生まれ・東京都出身 / 高崎経済大学 地域政策学部 1年 / 2021年度You Keyプロジェクトメンター / 2021年夏に宮城県気仙沼市でのふるさとワーキングホリデーに参加
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■地元じゃない「地元」で生きる。
「地元」は安心する、というワードを1度はあなたも口に出したことがあるのではないでしょうか。僕は、みんながそう思う理由は、「建前の目的がいらない」場所が地元だから、そう思うのではないかと思います。
「建前の目的」。なかなかわかりにくい表現かもしれません。例えば、自分に置き換えて考えてみてください。今あなたは、なぜその地にいるのでしょう。学校があるから、仕事があるから?それは、あなたの「本音」の目的でしょうか。もちろん、今そこにいることを選んだ選択も、一種の「本音」ではあると思います。しかし、どちらかといえば「建前」の目的により、その地にいるのではないでしょうか。あなた自身の本音というより、みんなはそうだから、この方が楽だから、といった、多くの「建前」の選択肢の中で「本音」を反映しただけ、ということもあるのではないでしょうか。本音を隠さざるを得ないことが人生は連続ですし、すべてが間違いではなく、正解もあります。
すなわち、「本音」の目的でいられる場所、それが「地元」であると、僕は思っています。
もし、そんな場所が、生まれ故郷の「地元」以外にもあったら、よりノビノビと生きていけると思いませんか。
※本プログラムに関して、出発前の新型コロナウイルスPCR検査または抗原検査の陰性確認のもと参加しております。また、「密」となる室内などではマスク着用など、新型コロナウイルス感染拡大防止策を徹底しての実施としています。
しかし、まず僕は思いました…。
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あなたは今まで、自分自身の「本音」の目的について考えたことがあるでしょうか。もしかしたら、考える過程が不要な「本音」は、日常でしているかもしれませんが、じっくり考える「本音」はあまり考えないのでしょうか。
南魚沼市に訪問する前に、自分の中でいろいろと書き出してみました。「自分は何をしたいのか?」、「何をして生きていたいのか?」ということを。そこで、たどり着いたのが。。。
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上記のスライドのようなものにたどり着きました。しかし、これらは机上で考えたものであり、実際その地に赴いてみないと、これが出来るのか、自分の「本音」をぶつけてよいのか、そもそも地域には何があるのか、リアルはわからない。ひとまず、2021年度の「You Key プロジェクト」でお世話になった新潟県南魚沼市へと足を運んでみることにしました。
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10泊11日の南魚沼市ショートステイ。
市内の施設、ごはん屋さん、スーパー、商店街闊歩。。。
今まで、「ヨソ」モノとしてしか訪れていなかったかもしれない僕でしたが、住民と同じ目線に立ち、同じ目線で暮らし、ようやく片足だけかもしれませんが「ウチ」のモノとしてそこにいる経験ができたようにも思っています。
そして、ここで「本音」の目的で過ごしてよいのではないか、と感じるようになりました。僕のしたい・つくりたいと思っているイメージをぶつけて、共に作っていきたいと考えるようになりました。
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人間が生きていく最終的な目的は、「自分のしたいこと」をして生きていくことが最終形なのではないかと思っています。誤解の余地があるので補足していくと、「自分のしたいこと」で食っていく、ことが最終目的なのではないかと今は考えています。
それを自分がしたい、と思った街で生かし、試してみる。南魚沼にはそんな自分を受け入れてくれる雪の街でした。
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