2023 スパルタスロン(〜ネメア)
CP22コリントス(80km)を出ると途端に静かな何もない道になります。
あのコリントスのエイドの賑やかさが嘘のよう。
高速道路の下のエイドを過ぎると結構な上りが続きます。
ふっと上りきるとまた賑やかな街に。Ancient Corinth(古代コリントス)
は素晴らしい遺跡がある街。遺跡を取り囲むようにカフェやレストランがあって
人々がゆっくりくつろいでいるまさにど真ん中を通過します。
去年はここコースなの??って思ったけど、道行く人はみんなブラボー!って
応援してくれる。エイドもこの中にあります。
遺跡の前にはカメラマンがいることが多く、そこで写真撮って欲しいなあ・・・と
思って行ってみたら誰もいなかった・・・タイミング悪かったみたい。
夜間グッズを受け取る
去年見た様子だとCP28(99.6km)かCP29(101.7km)に夜間グッズ(ライト関係や体につける点滅灯など)を預ける人が多かったけど、今年はCP28には預けられなくなったので、CP29に集中していました。
CP32でも預けられるけど微妙に日没に間に合わない人も出て来そうで、29が多かったよう。でも比較的大きなエイドなので、座って補給しつつ夜間装備の準備もできました。
とはいえまだ18時にもなってないし、夜間が苦手な私は準備だけしてさっさと先を行きます。明るいうちに少しでも距離稼いでおこう。暗くなると本当に真っ暗だから。
CP30と31の間くらいだったかなあ・・・すごく明るくずっとおしゃべりしている男性ランナーがいて、いやあ元気だなあと思ってました。
そうしたら応援に来ていた地元の子供達に声をかけて一緒に楽しそうに走り出すじゃないですか!子供達も嬉しそうだったなあ・・・ハンガリーの選手でしたが、こういうランナーっていいですね。見ているこっちも温かい気持ちになってきました。
この辺りは合唱隊の応援やサインをねだる子供達で賑やかだったところ。
私も4人くらいの子供達にサインしましたよ。
女の子たちが、女性ランナーにサイン欲しいって言って来たので可愛いの描いておきました(笑)
今年は子供達の応援が少なかったから嬉しかったですね。
月が明るい夜
集落を過ぎて両側に木しかない道を進んでいくと次第に暗くなり日没が近づいてくるのがわかります。
でも今年はなんだか明るい。理由は月の明るさでした。
ちょうど数日前に満月だったおかげで、ほぼまんまるの月が煌々と照らしてくれていて、すぐにはライトはいらなかったくらい。
ってことは・・・雨は??(笑)空はすっかり晴れています。
CP34あたりでいよいよヘッドライト点灯。
今年はルールに背面にライトや点滅灯をつけること、とあったせいか多くの
ランナーの背中がピカピカ光ってました(笑)
もう眩しくてヘッドライトいらないんじゃない?なんて思うくらい。
徹底的に光らせてましたねー。
CP35ネメア(122.7km)まではゆるゆると上りが続きますが、ランナーの背中を見てるだけで飽きなかったので(笑)気づけばネメアに到着してました。
夜はスープ
ネメア到着はおそらく去年とほぼ同じような時刻だったと思います。
去年のような人が溢れかえっていることもなく、トイレもスムーズ、預けた荷物もすぐに出てきましたが本来ここに預けていたウィンブレはすでに持っていたので特にすることもなく。
ただ今回は立って作業をしていたら椅子を持って来てくれたり、落ち着いた感じが助かりました。また今年もこのあたりからエイドで温かいスープを飲むことが増えました。
ただ一つのエイドにスープが1種類だったようで(去年は複数から選べた)でもどれも美味しくて体も温まったし塩分も補給できてよかったです。
そういえばすっかり犬のことを書くのを忘れてました!
スパルタスロンは放し飼いの犬や野犬など、犬に追いかけられたりかつては噛みつかれたりと「犬」で有名なレースなのですが(笑)今年はあちこちで見かけたものの、みんなおとなしくて吠えられることもなく。
途中どこかの塀から猫が落ちてきてびっくり!ということはありましたが(笑)
犬は尻尾を振っているだけで吠えかかることもありませんでした。
というのは遅いランナーだから(笑)
30時間を切ってゴールするようなランナーは必ず犬に絡まれるようで。
どうやら犬も疲れてしまい、私のようなランナーが通る頃には飽きておとなしいんじゃないかという考察に行き当たりました(笑)
どうぞ、速そうな方は犬よけグッズの持参をお勧めします!