未完了なコミュニケーションが引き起こすもの
あなたのコミュニケーションの在り方は、何かしら周りの方はもちろん自分自身にも影響を与えています。
ところで、コミュニケーションを通してどんな影響を与えたいと考えていますか?例えば、やる気を引き出したい、目標に向かって頑張ってほしい、自分で考えて行動するようになってほしい、、、などなど。
ミス・コミュニケーションが起こる1つの例として、「未完了」が残るコミュニケーションがあります。
例えば、LINEの既読スルーやメールの返事が来ないなど。受け入れられていないと推察しストレスになります。
未完了はコミュニケーション以外にも、借りっぱなしの本、読んでいない積みあがった本、しばらく疎遠になっている人、、、これは、常に頭の片隅にこの気がかりが残るため、自分では気づきませんが、ちょろちょろとエネルギーが漏れ出している状態です。
これら未完了なものが完了すると、エネルギーが上がる感覚があると思います。すっきりした、次の一歩が踏み出せた、新しいことを経験できたなど。
◎未完了と完了
先日、エレベータートークでこんな会話がありました。
※実際のやり取りの本質を活かし、内容はフィクションにしています。内容についてのご意見はご容赦ください。
一見よくある会話のようです。しかし、Bさんは本当の言いたいことを伝えることができたのでしょうか。Aさんは一方的に自分の価値観や経験から話を進めていないでしょうか。このわずかな数分のトークが積み重なることで、上司との関係性が変わり相談しにくい可能性が高くなります。
では、先ほどのエレベータートークを完了させるとどうなるでしょうか。
といった様子で、先ほどとは異なり、コミュニケーションが進んでいく様子が伺えます。
◎行動への影響
伝わらない、言ったつもり、聞いたつもりとなり、実際に行動が起こらないなどミスコミュニケーションの理由の1つに、先ほどの未完了があげられます。
この数が多ければ多いほど、あちらこちらにエネルギーが分散し、身動きが取れなくなってしまいます。まずは、未完了がどこなのかを見つけ、受け入れ完了させます。完了させずにいることは、相手の自由を奪っている事と同じです。
◎自分自身の未完了
ところで、あなた自身は未完了はどのくらいあるのでしょうか?自分自身の未完了に気づき、完了させるという体験を通じ、初めて他者の未完了に対して気づくことができます。
あなた自身が自由であり余裕があることが必要だからです。
例えば、先述したものも例として挙げられます。
・読んでいない本が積みあがっている。
・借りたままのものがある。
・部屋の整理をしていない。
・着ていない服が沢山あり処分していない。
・連絡する人に連絡していない。
などなど、、、
リストアップして、完了させることを1つずつ取り組んでみてはいかがでしょうか?
※未完了の完了は、To doリストやタスク管理とはまた違う意味合いを持ちます。詳細についてはお問合せいただければと思います。