78.(22/365) スヌーピーに学ぶ。
今日は、日頃から関わっている先生シェアハウスの月一全体ミーティングがあった。
初めましての方も参加したりして、毎回新しい出会いもあり、楽しい時間だ。
そんなミーティングで、最初にいつもアイスブレイクをするのだが、今日のお題は、「今年の抱負を漢字一字で」というものだった。
みんなさまざまな漢字を発表する中、一際みんなの注目を集めたのが、「犬」の一文字。
いや、なかなかない。
今年の抱負を漢字一文字で聞かれて、「犬」って答えたことも、そもそも「犬」って選択肢が頭に思い浮かんだこともない。
そんな漢字一字がみんな気になったので、その漢字を選んだ彼にその理由を聞いてみた。
すると、「スヌーピーみたいに生きたいから。」と答えが返ってきた。
ぼくはキャラクターとしてのスヌーピーは知っているけれど、マンガの登場人物としてのスヌーピーについては全くと言っていいほど知らない。
ミーティングが終わって、解散してから、「犬」の彼がSlackチャンネルに、スヌーピーの4コママンガを一つ挙げてくれた。
彼が投稿してくれたこの4コママンガを見ていて、「確かにスヌーピーかっけぇぇぇ。」となった。
だから、ぼくなりに、現時点で感じたスヌーピーのステキポイントをまとめようと思う。
ステキポイントその① 「おや?」に立ち止まる。
落ち葉が落ちる。
これって、ありふれたこと。
当たり前のこと。
だから、そんなことは基本ほとんどの人は気にも留めない。
でも、そんなありふれたことの中にも、ほんの少しの引っ掛かりを感じて、歩みを止められる。
まだそれが何なのかはわからないけど、予感のような、かすかな直感をちゃんと大事にできる。
ステキポイントその② どこまでも対等に接する。
自分は犬。
相手は落ち葉。
姿形は全く違っているし、何をもって「生きている」と定義するのかによっては、「もの」とみなしてしまってもおかしくない。
でも、そんな一枚の落ち葉に対しても、「わたし」と「あなた」の関係性で関わろうとしている。
それをさらっとやってのけている。
ステキポイントその③ 関係性をリフレームして面白がれる。
自分と落ち葉。
ではなくて、「わたし」と「あなた」と対等な関係に捉え直すことで、落ち葉をダンスの相手に見立てている。
生きている自分ともの、というような見方では決して生まれないセッション。
そして、その予測不能で、相手がどんな動きをするかわからない状況を面白がっている。
ステキポイントその④ 相手への敬意を忘れない。
これは、プロジェクトメンバーの彼が言っていたことだが、最後に、相手に対して感謝を伝えている。
そこには、ふざけたり、バカにしたり、といったニュアンスは皆無だ。
ただ純粋に相手への敬意を表に出して、相手に伝えることができる。
…とこんな感じ。
いやあ、たった4コマだけれど、スヌーピーのことが一気に好きになった。
彼が「犬」と言ったときには、「どゆこと!?」となったけれど、そこで立ち止まらずに、自分なりに彼が開いてくれた世界に一歩踏み込んでみると、そこには、こんなにも豊かな世界が広がっていた。
きっとプロジェクトメンバー一人一人に、こんなふうにそれぞれの世界が広がっているんだと思うと、またワクワクしてきた。
これからさまざまなプロジェクトを通して、いろんなメンバーと関わりながら、関係性を深めて、一緒に面白いことを企み続けることができれば、こんなに幸せなことはないなあと思った。
「犬」と自分を開いてくれ、こんな気づきのきっかけをくれた彼に感謝を伝えようと思う。