脱炭素社会へ(7)
カーボン・ニュートラルと炭素固定
「木を植えても二酸化炭素は減らない。カーボン・ニュートラルの話」という記事に出会って、初めは「えー??」そんなー???と思いました。
しかし、読んで「なるほどなー」と納得しました。
地球は、生まれた頃には多量の二酸化炭素があった。その後、二酸化炭素を吸って酸素を吐き出す光合成で炭水化物を得て生きる生き物が現れ、死んで炭水化物と共に土の下に埋もれる。
その繰り返しで二酸化炭素量は少なくなり、人類も住めるようになった。その頃の二酸化炭素の量は、光合成で樹木が吸収する量と炭素が酸素と反応して発生する量とがバランスしてカーボン・ニュートラルだった。
人類の進化に伴って地中に埋まって石炭や石油になった炭水化物を掘り出して使用したため、二酸化炭素を多量に発生してバランスを崩してしまって気候非常事態宣言に至った。
といっても、人類がいきなり化石燃料を捨てることは困難なので、非化石燃料へ転換して化石燃料の消費を抑えることが必要です。
そこで、私たちが身の回りで燃して二酸化炭素を出していると思われるものを調べ、それを粉炭にして土壌改良材として地中に埋め、二酸化炭素を抑える研究をしたい。