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[#118] 生まれ変わりのエジプト旅⑥

エジプト旅の続き↓

砂漠でバギーに乗り、全身砂まみれになるというワイルドな体験の後は、対極にありそうな博物館という文化的なスポットを訪れた。


エジプト考古学博物館

ここはカイロ博物館とも呼ばれるエジプトを代表する博物館、だと思われる。

バスを降りて博物館の敷地に入ると、おーちゃんがその日のガイドさんを紹介してくれた。

外国人なので年齢は読めないが、初老と言っても差し支えないぐらいのおじちゃんだった。
"おっちゃん" とか "おじさん" ではなく、おじちゃんという表現の方がしっくりくる、可愛げのある男性だ。

最初から陽気キャラ炸裂のおじちゃんは、愉快に私たちをガイドしてくれた。

この博物館は太っ腹なことに、ほとんどの展示物が撮影可だった。
残念ながら、かの有名なツタンカーメンの黄金マスクは撮影NGだったのだが。

ということで、ここからは写真多めでお送りしたいと思う。


最初は棺関連の展示場所だった。

こういう人型の石棺や木棺にミイラを入れ、それから四角い石棺に埋葬(収納?)されるそう。

人型の棺は、マトリョーシカみたいに、何重にもすることがあるんだそうな。

中央に、"再生・復活"の象徴であるスカラベが描かれた棺

人型棺もそうだけど、こんなでっかい石棺をどうやって持ち上げて動かしてたんだろうか。興味深い。

石棺

棺に描かれている象形文字や絵も、" THE エジプト!" っぽくて惹きつけられる。
精巧な技術も、芸術センスも備わっていたんだな、古代エジプト人には。

エジプトっぽ〜

下の棺はカラフルな象形文字で彩られていた。
これらの色は、後から塗り付けられたのではなく、こういう色の石を埋め込んであるらしい。ビックリ!

きらびやかな文字列

次に、以下のお神輿のような牛車のような道具。
用途は忘れたが(本気で記憶にございません)、見た目も日本の牛車に似ている。

それだけでなく、よく見ると菊のご紋のようなマークがかたちどられていた。

昔読んだ『ガイアの法則』(千賀 一生, 2020年, ヒカルランド)という本で、シュメールの遺跡に十六菊花紋の装飾があるという旨の記述があった気がするのだが、
日本と古代エジプトも同様に、何らかの繋がりがあったと思わせるものだった。

菊の御紋がいっぱい

エジプトではよく見かけるジャッカル。

ジャッカルの頭をしているアヌビス神は、冥界の神であり、ミイラづくりの神らしい。

犬やジャッカルなどが夜な夜なお墓の周りを徘徊していたので、死者の魂を守る役割があると考えられていたそうだ。
なるほどね〜。

後ろに写り込んでるのが、おじちゃんガイドさん

お次はツタンカーメンの黄金マスクを見学した。
あいにくそのエリアは撮影禁止だったので、ツタンカーメンの王墓の絵を載せておく。

ツタンカーメンのお墓

ツタンカーメンは子どもの頃に王位継承するも、若くして亡くなった王様ということで、かつてはそれほど有名ではなかったそうだ。
しかし、長い間知られていなかった彼のお墓が発見され、多くの副葬品(お宝)もほぼ盗まれることなく出てきたため、一躍有名になった、ということらしい。

あんなに金キラのマスクも、ほぼ完全な状態で残っているということは、本当にお墓は手つかずだったのだろうな。

その黄金マスクだが、これまで数々のメディアで見てきた通り、、、黄金だった!
ずいぶん情緒の無い表現だが、それ以外に表現のしようがない。笑

余談だが、ツタンカーメンは、エジプトでは "TUTANKHAMUN" と表記し、"トゥトアンクアムン" と読むらしい。


お次は、アモンホテプ3世と王妃ティイの巨大な像。

王様と王妃が並んでいる絵や像では、王妃が王様の腰に手を回しているものが多いんだそうだ。
現代とは逆ですな。

写真では分かりづらいかもしれないが、この像も女性が男性の腰に手を回していた。

腰に手を回してるよ

その後は、王様たちの像が並ぶエリアへ。

王様、いい体つきしてるよねぇ、、、ってそこかい!

カフラー王
メンカウラー王と女神

しばらく進むとスフィンクスもあった。

スフィンクスと言えば、ピラミッド前にあるもののイメージが強いけど、他にもあったんだ、ということを知る。

ハトシェプスト女王のスフィンクス

別のエリアへ移動すると、アクエンアテンという王様の展示物が置かれていた。

以下の写真のレリーフには、宇宙人みたいに見える人(?)の描写がある。

やっぱりピラミッドは宇宙人が作った説、あるんじゃね?笑

左端に注目
赤ちゃんのように小さいのは宇宙人⁉

写真はないが、ミイラもたくさん展示されていた。
王様・王妃のものから、動物のミイラまで。

髪の毛から足の指先まで残っていて、ミイラづくりの技術というものに驚かされた。
ビビりな私は、写真を撮る勇気は無かったけどね。笑


それにしても、この博物館は広かった。
説明を聞きながらかなりの距離を歩き、全て見終える頃には歩き疲れていた。

おじちゃん、説明しながら広いエリアを歩き回って、体力すごいな。


一通り博物館を見学して思うのは、ある程度の基礎知識があった方が楽しさは倍増する、ということだ。

私はたくさん出てくる横文字に、「なんか聞いたことある~」、「有名なやつや~」ぐらいの浅い反応しか出来なかったが、もっと歴史や背景を知っていたら、さらに楽しめただろうな。

ナイスビューなレストラン

博物館で地味に体力を使い、お腹も空いた頃、レストランに向かうことになった。

おーちゃんが「楽しみにしておいてね」と言うので、ワクワクしていると、とあるホテルに入った。

大人数なので2回に分けて、エレベーターで屋上へ進む。

すると・・・目に入ってきた景色がこれだ!

三大ピラミッドと夕陽!
なんということでしょう~!

メンバー一同興奮状態で、撮影大会が始まった。

夕陽!

一段落し、それぞれがテーブルについて注文を始めると、だんだん夕陽が沈んでいった。
その様子を眺められるのも、なんて贅沢なことだろう。

沈みそう〜
沈んだー!

メニューは洋食系が多かった。
テーブルごとにみんなでシェアして楽しんだ。

食事も終盤に差し掛かり、旅の話などでそれぞれ盛り上がっていると、急にケーキが2つ運ばれて来た。

!?!?

なんと!
エジプトリトリート中に誕生日を迎える、もう一人の参加者と私に、サプライズのケーキを用意してくださっていたのだ!!!

大きなケーキの上で、ローソクの火が揺らめく。
チョコ味とマンゴー味で、それぞれに名前まで書いてある。
感動していると、みんなが何度も「ハッピーバースデートゥーユー♪」と歌ってくれた。

うわーん!感動!
エジプトで誕生日を迎えられるだけでも嬉しいのに、こんなお祝いをしてもらえるなんて!!!有難すぎる。

私のお誕生日ケーキ!ありがとうございます。泣

それぞれローソクの火を吹き消した後は、レストランのおじさんと一緒にケーキ入刀(なんで?笑)、おーちゃんとのファーストバイトなど、イベントを楽しんだ。

おーちゃんによると、当日このレストランに来てからケーキを頼んでくれたらしい・・・!!
対応してくださったレストランの皆様も、粋な計らいをしてくれたおーちゃんも、お祝いしてくださった皆様も、本当にありがとうございました。

その夜は、忘れられない思い出と共に、眠りについたのだった。

つづく。

今回も最後までお読みくださってありがとうございました。

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