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[#117] 生まれ変わりのエジプト旅⑤

エジプト旅の続き↓

初日の夜からイベントが盛りだくさん。
2日目も楽しみに出かけるぞー!


砂漠でバギー

2日目の朝、朝食を済ませてバスに乗り込む。
道すがら、「今日はバギーに乗るよ」と聞かされる。

「おぉ、バギーか。」と漠然と思っていたら、なんと一人一台乗るらしい。

いや、マジで?
楽しそうだけど、心の準備が。。。いきなりすぎん?笑

そうこう言ってる内にバスが止まり、バギー屋さん(何て言うの?笑)まで歩く。

私たちが着くのに合わせて、スタッフさん達が準備を始める。

最初は店舗前に数えるほどだったバギーが、お店の中からあれよあれよと出てきて、あっという間に我々15名分が用意された。

好きなのに乗っていいよと言われ、乗り込む私たち。

空いているバギーを探していたら、なんと1番前のバギーしか空いてない!
私、先頭なのー!?

先頭ということで、スタッフさんが運転してくれることになった。

操作方法を一応聞くと、アクセルはハンドルについているレバー、ブレーキは自転車のように握るタイプ。
アクセルを話しただけで、エンジンブレーキがかなりかかるので、実際はブレーキはそんなに必要ないようだ。

前のボンネット部分に乗りながら、後ろ手でハンドルを操作するスタッフさん。
慣れているにしても、かなり器用だなぁと感心した。

私はと言えば、振り落とされないようにハンドルを握るだけだった。笑
ラクチンだ。
(途中ちょっと自分でも運転したよ。)

ブイブイいわすぜ〜!
おーちゃん撮影の写真をお借りしています
※他の参加者さんの顔出し可否を確認していないので、ぼかしてます

店舗前から砂漠に向けてレッツゴー!
町中のごく普通の道をバギーで走る。

道には車やバイクだけでなく、馬車も走っている。
かと思えば、ゴミがあちこちに捨てられているし、道端では馬や犬などが寝そべっていたりもする。
なんでもごちゃ混ぜ。これが日常なのか。


大きな道路でなくても、ここはエジプト。
抜かせる隙があるならば、バギーでだって車や馬車を追い抜かす。

道が狭い~とか、対向車が~、とか関係ない。
そして、譲り合いの精神もあんまりない。笑
先に行ったもん、強めに出たもん勝ちである。

エジプトでエジプト人によるワイルドレースを体験している内に、路地のようなところを通り抜け、ついに砂漠へと出た。

砂漠へ出ると、当たり前だが砂埃がすごい。
目や口に入らないようにするのが精いっぱいだった。

砂漠をしばらく走ると、ピラミッドがー!!!
ピラミッドが3つ見えてるよー!!!
私たちのテンションは爆上がり。

砂漠でバギーに乗り、ピラミッドを眺める。
こんな経験が出来るだなんて、ついさっきまで知らなかったよ!

ピラミッド見えたー!
おーちゃん撮影の写真をお借りしています

ピラミッドが良く見える位置に停車して、撮影大会が始まる。

スタッフさんが何人も同行してくださったので、個別撮影もグループ撮影もたくさんしてくれた。

何度この写真を見返しても、楽しかったな~と余韻に浸ることが出来る。
こんな経験が出来たことに、心底感謝だ。

おーちゃんも皆さんも、ここに私を導いてくださった見えない力も、エジプト行きを決めた私も、みんなありがとう。

おーちゃん撮影の写真をお借りしています
おーちゃん撮影の写真をお借りしています

しばらくこの場を満喫した後、町に戻ることになった。

その道中、向こうの方でピラミッドを背景にラクダが歩いているのが見えた。

その光景を見た瞬間、「あー!私エジプトに来ているー!」と実感が湧いたのだった。

実のところ、それまで目の前の景色や文化が日常とあまりにも違いすぎて、夢のような感覚だったのだが、やっと「エジプトに来たのは現実らしい」と認識したのだ。笑

エジプトの死生観

実は、お店と砂漠を往復する間に、衝撃的な光景を目にしていた。

先ほども述べた通り、町中の道や路地裏のような場所には、たくさんゴミが捨てられていたり、動物が寝そべっていたりした。
糞だって、そこら中に落ちている。

その中で真上を向いて寝ている、大きな犬を発見した。
足をピーンと天に向け、お腹を上にして寝ているのだ。

そんな寝方する?どんだけ~!と思って観察していると、、、
どうやら死んでいるということが分かった。
硬直していたのね。。。

衝撃を受けながらも、バギーはどんどん進む。

その内、ゴミの山みたいな場所にさしかかった。
何やら火がついているのか、その山から燻って煙が出ている。

あまり気持ち良くはないその場所で、帰り道も馬の亡骸を数頭見かけた。

あんな大きい体が、道端に普通に横たえられているのだ。
生きている動物がうろついたり、寝そべっている近くで。

そんな道を、私たち人間もバギーでフツーに通っていく。
日本では考えられない光景だ。

果たしてあれらの亡骸は、そのまま土に還るのか、燻るゴミ山で焼かれるのか定かではない。

しかしながら、死が日常のすくそばにある、ということは間違いなかった。
生と死が隣り合わせというか、"清" も "濁" も一緒に存在していた。

エジプトとはそういった面でも、「なんでもあり」なんだと思った。

死を変に隠さないというか、自然のサイクルとして受け入れているのだろうか。

日本では、生と死は切り離されることが多いような気がする。
浄と不浄をしっかり区別しているとも言えるが、必要以上に、臭いものに蓋をしているような側面もあるのかもしれない。

エジプトの生と死が隣にあるというこのスタンスは、古代エジプトの生まれ変わりの概念やミイラ文化などと通じるのかも?と思ったりもした。

何とも上手く表現できないのだが、
「生でありながら死であり、死でありながら生である」とでも言おうか。

生と死は分離しているものではなく、対極にあるように見えて一体化しているもの?
うーん、今の段階では適切に表現できないや。。。

エジプトという国で生きる人々の命の捉え方は、当然かもしれないが、日本人のそれとは異なるのだろう。
エジプトの死生観に触れた貴重な体験だった。

つづく。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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