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[#125] 生まれ変わりのエジプト旅⑬

エジプト旅の続き↓

シナイ山から帰ってきた翌日、ついにピラミッドを訪れることになった!


ピラミッドで愛を感じる

リトリートも6日目を迎え、ついにピラミッドを訪れることになった!

しかも、その日は私の誕生日!
なんということでしょう~。

一生に一度は行きたいと思っていた、エジプトを訪れられただけでも嬉しいのに、誕生日にピラミッドだなんて!
予想だにしていなかった展開に、感動した。

有名なギザの三大ピラミッド、現在内部が見学できるのは、第1と第3ピラミッドということだった。

第1ピラミッド

まずクフ王の第1ピラミッドへ。

ピラミッドに入ると、狭い通路が続き、その奥は坂になっていた。

天井が低く、屈みながら少しずつ進む。

ピラミッド内部は風が全く入らないので、まぁ暑いし、なんだか息苦しく感じる。
外気は乾燥してカラッとしているエジプトでも、ここは湿度がすごかった。

狭い坂

坂を抜けると、今度は天井が高い通路に出る。
いわゆる“大廻廊”と呼ばれるところだ。

こちらは階段になっており、列になって一段ずつ進む。

大廻廊

階段を上ると、“王の間”に辿り着く。
王様の石棺がある玄室だ。

玄室はと言えば、それはもう蒸し風呂のように暑かった。

天井の高い空間ではあるが、階段から続く入口以外に、窓や通気口はない。
どうしたって空気が淀むし、熱気がこもる。

本当にサウナに入っているかのような暑さで、毛穴という毛穴から、汗が噴き出してきた。

玄室内部の壁は、人間から出る蒸気によるものなのか、じっとりと湿っていた。。。

空気も通らず、湿っているのに、カビは生えていないのが不思議だ。


ここで、おーちゃんのアシスタントのみゆきさんが、メッセージを降ろして下さることになった。

繋がったのは、この土地を守る女神様だそうだ。

降ろして下さったメッセージを要約すると、こんな感じだった。

あなたたちに伝えたいのは、“愛”。

昔、神と人と言うのは、母と子のような関係だった。
人間が神に日頃あったこと話したり、困ったことなどを相談して、神がそれに応えたり、その都度必要なことを授けていた。

そこには、愛の循環があった。
しかし、現代はその関係性が希薄になっている。
どうか、愛を思い出して欲しい。

もっと神を身近に感じて、たくさん話したり、頼ったりしてほしい。
人間からの愛を受けて、神もまた愛を渡すことが出来る。
そこに循環が生まれる。

愛されていることを思い出して、そして愛してほしい。
愛を循環させてほしい。

女神さまの大きな愛が溢れるメッセージを聞いた後、それぞれが祈りを捧げることになった。

私は神様に、これから自分がどういうことをしたいか、どんな風に在りたいか、ということについて話した。
そして、私が良き方向に進んでいけるように、導いてくださるようにお願いをした。

すると、こんな言葉が伝わって来たのだった。

「あなたはもう出来ていますよ。大丈夫。愛してる、愛してる、愛してる、愛してる、愛してる・・・」

私は「まだまだこれからだ」と自分で思っていたのだが、「もう出来ている」という言葉に、心が解きほぐされるようだった。

さらに、何度も伝わってくる「愛してる」という言葉と共に、大きな大きな愛で包み込まれている感覚がして、涙が止まらなかった。

“全受容”、“無条件の愛”というものがピッタリな、本当に人類のお母さんのような偉大な愛を魂で感じた。

神様の愛とはこれ程までのものなのかと、魂が震える体験だった。

誕生日にピラミッドに来れたという奇跡や、“愛そのもの”と言えるメッセージに対して、感動・感激の気持ちが押し寄せてきて、泣きじゃくってしまった。

噴き出す汗と溢れ出る涙で、もはや何が何だか…笑

帰りも階段

感動的な体験の後、来た道を戻ってピラミッドを出た。

外に出て、やっと新鮮な空気が吸えると安心していると、今度は日射しが肌を刺すように降りかかる。

眩しさの中、外側からピラミッドを観察すると、一段一段巨石が積まれていることがよく分かった。

こんな大きな石を、こんなにたくさん…
どうやって正確に積んだのだろうかと、不思議に思えた。

巨大な石が積み上げられている

お次は、カフラー王の第2ピラミッドの近くを通って、メンカウラー王の第3ピラミッドへと向かった。

第2ピラミッド

第3ピラミッドは、3つの中では1番小ぶりだった。

中央に穴が開いているのも特徴的だ。

この穴は、ピラミッドの入口を見つけようと、ダイナマイトで爆破させた時のものらしい。

第3ピラミッド

第3ピラミッドは、第1ピラミッドに比べて、通路が広く歩きやすかった。

通路を進むと、こちらも玄室のような空間がある。

ここで我々は、しばしの間、瞑想をすることになった。

と言っても、本来ピラミッド内部で時間をとって、ゆっくり何かをすることは出来ないらしい。

ここでも、先ほどの第1ピラミッドでも、おーちゃんがその場のスタッフにいくらかお金を渡すことで、時間を作ってもらっていたのだ。

本当はピラミッドでは、スタッフはお金をもらってはいけないことになっているそうだ。

エジプトには“観光警察”という機関があるのだが、そこに通報されてしまうと、お金もらった方はアウトらしい。

ワイロ文化

ここで触れておくが、エジプトではワイロ文化が横行している。

首都のカイロではなく、賄賂ワイロだ。

日本で賄賂と言えば、“汚職”、“スキャンダル”などの文字が浮かぶ。

発覚すれば、完全に“アウト”だ。
(実際には、根強く横行している部分もあるかもしれないが。。。)

しかし、エジプトで賄賂を渡す行為と言うのは、ごくごく一般的なのである。
それこそ街中で行われている。

一言で言えば、「カネに物を言わせる」文化なのだ。笑

どこかの“責任者”というレベルではなく、警察まで賄賂で簡単に買収される。笑

お金を渡すとコロッと態度が変わったり、融通を利かせてくれたりするのだ。

最初はそれが驚きだったが、可笑しくもあった。
エジプト、汚職まみれやん!と。笑

お金への執着がすごいというのか、恥じらいが無いというのか。。。
ある意味、素直であり、自分の欲求に愚直に従っている。笑

きっとエジプトには、お金に対する、“はしたない”みたいな悪いイメージは無いのかもしれない。

ピラミッドでは珍しく、スタッフは「お金をもらってはいけない」というルールがあった。

にもかかわらず、やっぱり暗黙の了解的に賄賂を要求してくるのだから、
どれだけ「カネに物を言わせる」のが普通なことか、伝わっただろうか。笑

エジプトを旅するなら、この“ワイロ文化”を知っておいて損はないと思う。
ある程度上手く賄賂を使いこなせると、きっと行動の幅が広がることだろう。

つづく。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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