[#121] 生まれ変わりのエジプト旅⑨
エジプト旅の続き↓
4日目は、モーゼが十戒を授かったというシナイ山へ向け、バスで移動することになっていた。
みゆきさんのセッション
おーちゃんが沖縄で営むサロンのスタッフである、宮城みゆきさんという方が、リトリートにアシスタントとして同行してくださっていた。
みゆきさんは、神様のメッセージを降ろせるタイプのお方で、
その時必要な神様と繋がって、そのメッセージをセッションの中で伝えてくださるのだ。
私はおーちゃんのリトリートに参加する度、彼女のセッションを受けて、その後の自分が進むべき指針としている。
今回のエジプトリトリートでも、セッションを受けさせてもらうことにした。
朝、シナイ山へ向かう前に時間の余裕があったので、セッションタイムとなった。
色々質問をし、伝えられたことの一部まとめると、以下のような内容だった。
・今回繋がったのは、白・金色が混じったとてつもなく大きい龍
・龍が雄たけびをあげて動き出した。これから物事が大きく動く
・エジプトという地に思うこと、体験を通して感じることを発信・アウトプットしなさい
・今まで表現したことのない、MAXの熱量を叩きこむ訓練
・「生きる」がテーマ。全てをかなぐり捨てて、生きろって叫べ！そのためにここに来た
・とにかく今感じていること、持っているもの、自分というものを、今の100%を使って発信していくことが大事
・今までの人格ではなく、新しい自分を生み出さないといけない。そのために、すでに周り(見えない存在)が動いている
・正解も分からないし、生みの苦しみもあるが、もう一人で立っていく時期
・目覚め、自己解放。新しい自分が生まれる。誰にも負けない強さを身に着ける
・これだけのチャンスが一生のうちまた来るかどうか？伸るか反るかの今。
要約すると、「新しい自分を生み出す」、「自分を表現する」時期にきている、ということだった。
自分で決めてきた「生まれ変わる」というテーマと繋がっていることが、衝撃だった。
不細工でも、日々気持ちが変わってもいいから、とにかく自分が感じたことや自分というものを表現しろ！
それが龍神さんをはじめとする神々からのメッセージだ。
もう「待ったなし！」という気迫が感じられた。
「やるしかない」、「チャンスは今しかない」という、良い意味でのプレッシャーも感じている。
そういうわけで、私は今このエジプト体験記を綴っているのだ。
自分が持てる100%か？MAXか？と問われると、それは分からないが、
日々多大なエネルギーをつぎ込んでいることは間違いない。
このシリーズの冒頭にも書いた通り、今まではそれが面倒くさくてやってこなかったのだから。笑
実はエジプト滞在中に、Instagramのストーリーズでエジプトの写真をUPしていたのだが、楽しんでくださっている方も少なくなかった。
「写真楽しみにしてるね」、「シェアしてくれてありがとう」などのメッセージをもらったり、
帰国後も、「どうだった？感想聞かせて」、「話聞けるの楽しみにしてます」という声もいただいた。
エジプトという気軽には行けない場所というのもあるだろうが、皆さん興味を持ってくださっているという、ありがたい事実を実感した。
私の経験が何かの参考になるのであれば、書かねばならない、
と発信することに対して、後押ししてもらった気持ちにもなった。
そして、この「書く」ことだけではなく、私は新しい私になるため、自分というものをもっと表現して確立していくため、
今までとは違う選択を積極的にしていこうと、決意を新たにしてもいる。
浮き彫りになる自分の弱さ
みゆきさんのセッションで聞いた膨大な情報を整理しきれないまま、バスでシナイ山へ向かうことになった。
シナイ山へは片道6時間程と聞いていたので、かなりの距離をバスで揺られることになる。
私はバスの中で、朝聞いたばかりの内容を反芻していた。
その最中、旅が始まってからの数日で、なんとなく感じていた自分の弱さというものが、浮き彫りになってきたのだった。
当初おーちゃんから「この旅で、自分の内側・感情と向き合うことになるだろう」と聞いていたため、私の場合はこれだなとピンと来た。
ここで気づいた自分の弱さというのは、端的に言えば「自信の無さ」ということになるだろう。
“自分”というキャラを確立している人、オーラがある人、自分を堂々と表現している人などを前にすると、「私はまだまだだな」という意識になりやすいのだ。
そういう人たちと比較して、「自分はまだダメだ」、「まだ出来ていない」という“自分責め”モードに、いつの間にか入っている。
けれど、あまりにもナチュラルに、息を吸うように感じているので、自分でも注目しないと気づかなかったりする。
そういう人たちは、「“あっち側の人”だから」、「自分とは違う」というように、無意識に線引きすらしてしまっている。
こういう感覚や感情は、
セッションで伝えられた「新しい自分を生み出すこと」、「自分を表現していくこと」、「強い自分になること」とは、真逆の方向を向いている感情にも思えた。
「ここだな、私の向き合うべきポイントは。」
そう思った。
同時に、今回ばかりは、この自分の弱さから逃げ回らず、乗り越えてみようと思った。
だって私は、「生まれ変わる」と決めてきたから。今までと同じじゃ、何も変われないから。
正直言って、私はあまり目立つことは好きではない。
そこには、育った環境や、自分の意思とは裏腹に目立って嫌な思いをした、という体験も影響していると思う。
だから、「自分を表現したい」という気持ちが心のどこかにありながらも、
同時に批判されるのが怖い、傷つきたくないという臆病な心も、ずっと存在していた。
だからこそ、「自分を自由に表現する」ということをいとも簡単に、そして堂々とやっている人を見ると、「私は出来ていない…」という意識に入ってしまうのだと思う。
でももう、そういう殻を打ち破る時に来ている。。。
わざわざエジプトにまで来たんだから、「ここはいっちょやってやろう！」
そうバスの中で心を強くしたのだった。
つづく。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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