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筒香選手は神 少年野球の闇を代弁してくれた

昨年横浜ベイスターズ現メジャーリーガーの筒香嘉智選手が提言して話題になった少年野球界の闇について考えてみた。私の子供が入部している、少年野球部も昔からのベテラン監督で、所謂『勝利至上主義』をモットーにしている。

過酷なトーナメント制(1日5試合以上、1試合50分程度)でもエースピッチャーは1人で投げ抜き、レギュラーメンバーも殆ど交代しません。因みにピッチャーは4人います。つまり6年生だろうが補欠組は試合にでることはでありません。お情けで1打席代打で出るとかその程度です。高校野球、大学野球ならまだわかりますが(そういう事も考慮して、甲子園常連高などは、決まった枠の人数しか受け入れない高校も増えてきてます。)小学生は、練習試合とか大量リードした試合とか出してあげても良さそうだが。そうなってくると自分の子は試合にも出してもらえないのに、試合を見に行くのも、お茶当番、送り迎え、監督のお世話など億劫になるのは当然だ。お母さん達も、千差万別。本当に野球がすきで純粋に試合を応援しに行きたい人もいるが、そういう方は稀で実際は他のお母さんに仲間外れにされたく無い、行かないと何を言われるかわからないという風なケースが大概のような気がする。親の負担が重荷で、少年野球に入らせてなかったり、途中で辞めさせたりする人を何人も見てきました。

きっかけは2019年の記者会見からだった

「実はこういうお母さんたちからの手紙が、たくさん来るようになっているんです」

手紙を渡してくれた筒香は説明した。

きっかけは2019年1月に行なった日本外国特派員協会での会見だった。

この会見で筒香は、子供たちが置かれている野球環境の改善に向けて様々な角度からの提言を行った。そして質疑応答の中で、ある外国人女性記者が投げかけたのが、野球少年を息子に持つ、あるいは持ったことのある多くの母親たちの怒りだった。

「(日本の少年野球は)スポーツではなく武道のようなものではないか?」

こう問いかけた女性記者は、さらに子供たちだけではなく母親たちの抱える問題を訴えたのである。

「母親の置かれている環境、例えば夏休みの間、母親はずっと練習を観にいかなければならない。また指導者と子供のために100人分のお昼ご飯を作らなければならないということも私は知っている」

筒香も自身の出身チーム・堺ビッグボーイズで父兄から聞いた話としてこう応じた。

「近くのチームに入ろうとしたら、あまりに(指導が)怖すぎて入部できなかったという声が多々ありました。また練習が長すぎて子供たちが遊びに行ったり、勉強する時間がない、また親も“お茶当番”があるので子供たちと出かけたり、お母さんたちが何かやりたいことが何もできないという声も聞きました。

少年野球の行く末はこうなってほしい

✅班で決められた日だけお茶当番。
✅練習に付き合う必要はないです、送り迎え程度。
✅試合も用事が優先で毎回観に行かなくて良い。
✅指導者は勝利至上主義にこだわらず、出せる選手を試合に出させる(勝ちにこだわりすぎて同じ選手ばかり使うと故障するリスクが上がるから)
✅厳しすぎる指導をしない
✅水分補給もこまめに


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