四季春というお茶。
こんにちは。遊茶です。
四季春(しきしゅん)というお茶をご存じですか。
いかにも華やかなこの響き、
お茶の名前でもあり、品種名でもあるんです。
病気になりにくく、年に7~8回は芽吹くことから
「一年中春のごとく」という意味でつけられたそう。
そのため収穫量が安定しており、
茶農家さんの心強い味方でもあります。
このように中国茶と台湾茶には、
品種に直結するもの、産地、山、味や香りの傾向など、
そのお茶を連想する手がかりとなる、
ユニークな茶名が数多く存在します。
「種類がたくさんありすぎて迷ってしまう。」
「漢字ばかりでなんだか難しそう.......。」
そんなふうに感じたら、
ちょっと視点を変えてみてください。
漢字から抱く印象や種類の多さに圧倒されて
小難しいイメージを抱いているとしたら、
相当、もったいないと思います!
さて、この四季春というお茶。
ひとくち含んでみれば文字どおり春のごとく、
花のような清々しい香りがいっぱいに広がります。
まだまだ寒い日が続くけれど、
お茶好きとしては、そろそろ新茶の芽吹きが気になるころ。
春待ち気分にぴったりのフラワリーな香りに癒されながら、
私たち人間も、そろそろ目覚めていくとしましょう。
今年の台湾冬茶は、どれも香り高くおすすめです。
なかでも四季春はデイリーユースな烏龍茶としてリピーターさん多数。