死んだ君へ。
君が私と連絡を絶ってから、今日でちょうど一週間になります。私はあれから毎日、君のことを想っては、頭が酷く重たいような感じがするんです。
何度も夢に君が出てきました。
そしてその度に私は君に聞いてしまうんです。
『なんでブロックしたの?』
すると決まって君は「もう決めたことだから。」と、私を拒絶するんです。
もう君のことは「嫌いな人間」リストに入れたから、と言わんばかりの様子で、私の弁明すらも辞さないという態度を取るんです。
そうして目が覚めると、あぁ、私は嫌われちゃったんだ、と、酷く心が傷付いて、喉の奥が詰まるんです。
君のことを想う度に、考える度に、深く、深く、傷付いていくのです。
そうやって、涙も流せやしないのに苦しみ続けるんです。
大人になってしまった私はもう、悲劇のヒロインを演じられなくなってしまったので、この心の深い深い傷が、悲しみなのか、苦しみなのか、何なのかすらも、もうよく分からないんです。浸る感情が見つからないんです。ただ分かることは、深く、深く、傷付いていること。
泣けもしないし、誰かに頼る器量すらない。
だから私は傷付き続けるんです。
そうやって、深く、深く、私の心の傷に私自身がメスを入れていくんです。傷付くことが分かっているのに、考えてしまうのです。どうすれば君に嫌われずに居れたんだろうって。
これは、緩やかな自傷なのかもしれません。
君が私の心に住み着く限り、私は自傷が辞められないのだなと、悟るのです。
だから私はもう辞めました。
君を待つことを。
私の大切な貴方は、死にました。
貴方ともう連絡も取れず、会いもできず、コンタクトが取れないなら、それは私にとっては死んだも同然ですから。
だから君は死にました。
私の世界から。
これは生きてる私から、死んだ君に贈る手紙です。
なるべく毎日、私が君を忘れるまで、書き続けたいと思います。
昨日は酷く泣きました。
やっと泣けました。
友人がひたすらに話を聞いてくれて、ずっとずっと、泣いていました。
今の私はもうなかなか心が動かないので、何を話しても支離滅裂で、上手くおしゃべりが出来ないみたいなんです。全然だめ。誤魔化すことも上手く出来ない。
だけど昨日はやっと泣けて安泰しました。
私は傷付いたんだと気付けたから。
私は君のことを大切に思っています。
だからこそ、毎日考える。
これは死んだ君への手紙です。だけど、私が立ち直るための日記なのかもしれない。
私のための執筆なのかも知れません。
それでも死んだ君が、この文章を読んでくれていたら、それはとても嬉しいことなのです。
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