ワンダースだけ、詰め込んで。
どうしようもなく、苦しくて
どうしようもなく、悲しくて
溢れてきたおもいは
宝石になんてならないの
どうしようもない この世界
どうしようもない 僕だけじゃ
「どうしたらいい」呟いて
流れる涙 乾いていた。
溢れ出した言葉に乗って
辛いことは流れればいい
溢れ出した想いに乗って
ストレスも流れてしまえばいい
嗚呼、「僕を見てよ」なんて言葉じゃ
君を縛るだけだと知る
あぁ知ってるよ、これじゃダメだ
でも僕には、もう分からない。
どうしようもない 当たり前と
どうしようもない 常識と
「どうだっていい」君の言葉と
「どうしたらいい」僕の心と
歩いていく、帰り道でさ
君は言う「綺麗だね」って
世界はただ残酷に今
僕を置いて、輝いている。
嗚呼、教えてよ。
流れる涙の数だけ強くなった気になりたい
吐き出した想いの分だけ熱くなった気になりたい
神様はなんて残酷なんだ
僕に勘違いをさせてくれない
僕が間違っていた事実から
僕を逃してくれはしない
ほんの少し、少しだけでも
僕が愚かでいれたらいい
僕の過ちを知らずに済むから
ほんの少し、少しだけでいい
僕が僕の世界で
正しく在れるなら
崩れだした大きなパズル
世界を写した巨大な絵画
見える先は暗闇で
僕を静かに殺してく
音を立てて崩れる楽園は
いつか僕が見た夢のカケラ
君が隣にいることが
当たり前じゃないことを知る
どうしようもなく醜くて
どうしようもなく汚い僕が
君のいるこの世界を穢すなら
僕は泡となって消えていくよ
どうしたらいいなんて分からない
何が正しいかなんて知り得ない
それでも僕が生きていくなら
せめて美しい雫になりたい。
醜い僕の感情が
誰かの世界を照らすなら
僕の心は宝石に
僕の涙は芸術に
僕の命は輝きに
呑まれて ぼく は消えゆこう
世界はなんて美しく
君はなんて酷いんだ。
それでも愛してしまったことが
僕の人生の業だと言えよう
いつか君が僕を忘れ
君の世界から完全に僕が消えても
僕の世界には君は居続け
そして僕を殺し続ける。
緩やかな自殺。
そんな最後もきっと美しい。
そんな僕でも、
いきてゆきたい。
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