マネジメント基礎②
の続きです。
「企業とは何か?」
という問いは、正しく問われることが少ない。
顧客の創造が企業の役割であるならば、その顧客をベースとした戦略が必要なはず。つまり、顧客のニーズに応えることが求められる。
そのために、「顧客は誰か?」が、企業の使命を定める重要なファクター。
その条件として
どこで?
いつ?
何を?
など。ペルソナを設定すること。
そして、それは企業が成功している時こそ問われるべきである。成功は過去の行動を陳腐なものにする。つまり、成果は必ず上書きされる。
すなわち、その事業や企業全体が「何になるか?」という未来志向で考える必要もある。
その客観に必要な要因はが3つある。
1. 人口動向
2. 市場・経済構造の変化に伴う、競争状況の変化。
3. 消費者の「満たされていない欲求」の変化。
また、「何を捨てるか」という、「事業の切り捨て」。
「何であるべきか」という、「役割の再定義」。
このような観点に基づいた、企業定義の「判断・決断」が、マネジメントの役割。
・
・
目標の設定
マーケティングとイノベーションのみが、顧客を満足させる。
マーケティングの基本的な目標は以下の通り
・分野の集中
・市場における立ち位置の最適化。
イノベーションにおける目標は以下の通り
・物的イノベーション(プロダクトレベルでの革新)
・価値イノベーション(思考や価値観レベルでのイノベーション)
・流通イノベーション(製品が市場に届くまでの過程レベルのイノベーション)
ただし、その影響度と重要度の測定が、各社によって異なってくるので大変困難。
リソースの利用方法。ヒト、モノ、カネ
特に、ヒトはマーケティング的な、つまり
「こちらが求める行動を自然と行わせる」
ためのアプローチが必要。販売ではなく、マーケティング。
・
もしかしたら、マーケティングこそ主体的で能動的な行動を促すkey factor?しかもかなり人の行動に対して、適用範囲が広い。
・消費行動のモチベート
・購買行動のモチベート
・労働のモチベート
など、マーケティングは人を動かす。
・
そして、このリソースの問題は生産性の問題にもつながってくる。つまり、リソースをどのように用いるかで、生産性は上下する。
生産性は、マネジメントの優劣を比較できる尺度である。生産性はマネジメントによってにのみ変化する。(人がマーケティングでモチベートされるように)
・
・
社会的な責任も、マネジメントの目標に付け加えられる。現代では、より明確にSDG'sの持続可能な社会を目指すというベクトル付がされているため、わかりやすい。(二酸化炭素の排出削減目標ももちろんその中に入る。)
そして、上記の目標を徹底的に考慮した上で、初めて利益目標を立てることが可能になる。つまり、「必要なお金はどのくらいで、儲けはどのくらい必要なのか」が明らかになる。
これらを行動に移すために、目標は存在する。