鳥取県の生き残り戦略を考えてみる。
最初の一発目なので、ちょっと長文を。
「働き方改革」だとか「生産性向上」というワードが紙面をにぎわせて久しいですが、多くの企業で
「わかってるけど後回し」
的な感覚が多いのではないか、という気が肌感覚だけどしています。
そんなところで最近読んだ、デービッド・アトキンソンの「新・生産性立国論」や「日本人の勝算」。
日本人の人材評価は世界でも高いけど、生産性は低い。つまり高品質なのに安い、とのこと。だから最低賃金を1,313円まで上げるべし、と。
時給が800円⇒1,300円…絶対もの買うよね!○mazonとか○天かもしれないけど。
ご飯食べに行っちゃうよね!外食しちゃうよね!ワクワクするわ!
でも、賃金の話は結構センシティブでして、生産性向上と賃金アップで卵が先か鶏が先かの議論になりがちだし、立場も経営者と労働者で違うし、
「ない袖振れない!!」
という風になるのもわかる。
本の受け売りだけども、
賃金アップを無理やりさせて(強制して)、どうにもならなきゃ市場から退席!
というのも荒療治だけどいいかもしれないなぁ、と。
日本の場合、戦後の焼け野原(⇒高度経済成長)とか、オイルショック(革新的に省エネ技術が進歩)だとか、もうどうしようもない的な危機(制約)があると面白いくらいに何とかする。
まぁ、何とかしなきゃやってらんないから、必死になるんだけど。
生産性向上もその視点は必要かなと本を読みながら考えてて、
「生産性向上しないと無理!やってらんない!もうどうしようもない!」
的な制約を強制していってもいいんじゃないかと。
鳥取県の場合、そのどうしようもない制約(人口)があるわけで…。
55万人しかいないうえに、年4~5千人も減少していく、さらに社会減(若者流出)も顕著、という制約の中でどのように生産性を上げて、なんやかんやで県内総生産を維持するか(今の生活水準を維持するか)ということに尽きるのではないかと。
とりあえず、自己中心的な考え(思い)でいくと、自分の娘ちゃんたちが大人になるころに、鳥取県に残ってくれなくてもいいけど、
「ふるさといいよねー」
「人いないけど、面白いしワクワクするよねー」
と言ってくれる世の中を残したいわけです。
そうするとやっぱり生産性向上とかは必須なわけですので、そのための戦略的施策展開をやっていかないといけないわけです。
例えば…
『従業員の賃金倍にしたよ!上げたうえに利益も出したよ!』というところにバーンと大盤振る舞いで1億円くらいプレゼント!
とか、
『もう5年くらい事業税払わなくていいよ!』
的なことしちゃったりしたら、
『やっちゃおうかな、俺も!』
なんて思う企業も出てくるんじゃないかな。
こんなちょっとぶっ飛んだ提案を組織の中で打ち込んでいったらどうなるか…。試してみよう。
(長文、駄文失礼しました。次は宇宙のことでも書くかな…)