12/5 キング・クリムゾン『MUSIC IS OUR FRIEND JAPAN 2021』@立川ステージガーデン

昨日は立川ステージガーデンでキング・クリムゾンの2回目の公演を観てきた。
座席は最前列、だけど36番中33番で、ものすごく右寄り。
それでも、大規模なコンサートで最前列は初めての経験。

ロバート・フリップのギターや鍵盤、ペダル踏み、iPadを使う様子などがこと細かに見られた。
ギターカッティングの生音が聴こえた時は、マジ鳥肌がたった。
あぁ、これが神のカッティングか。

ギャヴィン・ハリスンの綿密なドラム捌き、観ていてファンになった。
彼はもともとジャズ出身で、Porcupine TreeやPineapple Thiefでもプレイしている。
もしかしたら、僕のリズム感覚はジャズの方が合うのかも、と新しい発見。
そして、とてもイケメン(笑)

残念だったのは、ドラムセットに隠れて、トニー・レヴィンと・ジャッコ・ジャクジクの表情と演奏がほとんど見られなかったこと。
でも、演奏はバッチリ聴こえた。

セットリストは初日以上に飛ばしていた。
『Peace』『Pictures of a City』『RED』『再び赤い悪夢』『宮殿』。
一部の最後に『スキッツォイド』を持ってきたのはすごい。

第二部は80年代3部作からのリズム遊びメインの曲が多かった。
アルバムだと若干テクノっぽくも聴こえるけど、こうして生演奏されると、れっきとしたロックなんだなと感じる。
聴いていて、よく演奏がまとまるな、と感心してしまった。何拍子かまったくわからない(笑)
その中で淡々とリズムを刻み続けるロバート・フリップは、やはり神だ。
そして、先週は聴くことのできなかった、『太陽と戦慄 part 2』が聴けて大満足。

ジェレミー・ステーシーの調子が全般的に良くなかったのが心配。
後半は表情もしんどそうなことがあった。
それでも、ドラムに鍵盤と立ち代わり弾きこなすのは常人ができる技ではない。

年齢的にも、これが最期の日本公演か、と思うとしんみりしてくる。
この歳まで演奏技術・表現力を向上させ続けられると、このままずっとバンドが続いていくような錯覚に陥る。
あと、曲が古くならないのも起因しているのかな。
概して、プログレの曲は時代を感じさせない。

僕自身も年齢とともに変わるもの・変わらないもの、そして磨き続けるものを感じつつ、先に進んでいこうと思った。


ちなみに、今回はお腹は大丈夫だった(笑)

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