見出し画像

勝つためには苦しい思いをしなければならない?

まだまだ暑い日が続いていますが、
熱中症や体調不良などありませんか?
学生の夏休みも練習や遠征などたくさんの毎日を過ごしてるでしょうね!

それでは、今回の題名
「勝つために苦しい思いをしなければならない?」について書きたいと思います。

最近ニュースで読んだこの記事


この記事を読んで思ったことは、
記事の中にも書かれてたけど、
自分達の育った世代は、
指導者から怒鳴られる、殴られる、蹴られる
そんな事が頻繁にある時代でした。
そして、それが当たり前と感じていました。

その時代にも反対に怒らない指導という指導者の方が自分達が知らないだけで、少数でもいたのかとしれない。
その時は殴られて痛みとムカつきと悲しさを抱えながらもやらないと認めてもらえない。
怒られるから愛情があるんだ!と
自分自身で思い込ませていたように思います。

うちの父親もバスケのプレイヤーでした。
県の代表で国体に出たりもしていたのを周りの方々からも聞いてましたし、
指導もしていたりもしたらしいのですが、
父は私にはスポーツで怒るは一度もありませんでした。
聞いた時だけ教えてくれる。
そんなことが普通の環境でした。
何かをするにしても父親を見て真似する。
それが僕の原点だったように今掘り返すと思えます。

知っている方もいますが、
自分の子供達もみんなバスケをしています。
それぞれプレータイプが違っていて、
性格も全然違います。
そのたびに子供達の悩み方も違うし、
話す事も違うからこそ、
10年前には息子を叩いたこともあります。
息子の反抗期真っ只中でズルばかりする。
そんな姿が許せなくて、
自分の思う通りの人生に進ませようとしていたのかもしれません。
お互い怒りで話にならないし、感情が昂って落ち着いて話せない。
そんな時に、周りの方々に助けられたり、
色んな話をしてもらったり、
自分にもありました。

娘のミニの時には、めちゃくちゃ厳しくしていました。
もちろん怒鳴るとかは減っていましたが、
それでも叱ることはありましたし、
言葉を自分が今ほど知らなかったのもあったのだと思います。
我慢すれば必ず結果に繋がる!そんな勘違いもまだありました。
娘が中学に上がった時くらいから
自分の指導を変えようと練習は全てビデオ撮影して、終わったら何度も何度も思い出しながら反省して、次の練習には違って言葉や行動をする。
そんなことを繰り返していました。

中学3年間は、娘達のチームのサポートをしていて、二つ下の後輩の保護者や子供達がその指導する練習に入ってくる時に
「〇〇さんパパ怖いですよね?」と
一つ下の後輩やその保護者に聞いてた人たちがいたらしいのですが、
「えっ?怒ることもないし、めちゃくちゃ細かいし、何かあったらすぐに連絡くれて家でのフォローもお願いさせるから、うちの子達ミニ経験ないけど、上手くなって試合にでてるけど?」
と話をしたと後から知りました。

たぶんこの時くらいから自分の中で
「勝つために苦しい思いをしなければならない」という指導が変わったのだと思います。
身体的なトレーニングの厳しさ、戦術や判断での考え方などの厳しさはあったと思います。
ただその分、子供達の声は他愛無い普段の会話でも聞くようにして、子供達の声を制限しないようにしていました。
気持ちの部分で本音を言うことが難しいチームには絶対にしないし、
人の夢をバカにしたり、
真面目にやってる人が邪魔されない環境にはこだわり続けていました。
使う言葉も試合や練習中には注意してしました。
そんな中で育った娘と後輩達は、部活動を辞めた子達はいますが、社会人チームでやったり、
うちに来て練習しながら指導したりしています。
何かあったら、体育館に来たら誰かいる!そんな環境になりました。

精神を壊すような苦しい思いをしなくても、
時間がかかっても、きちんと自分で考えながらバスケをできる子達が増えました。
何かを100説明しなくても、
練習を見て、どこをサポートするべきなのか?
どこを手伝ったらいいのか?
指示を待つ子達はいなくなりました。

競技スポーツもあるし引退しても
生涯スポーツてしての道もある。
どちらもバスケで、
楽しさを求めるものは違うというひともいますが、
プレイヤーが感じる楽しさがなければ
絶対に我慢だけでは通じないし、
「自分の言うことだけ聞いておけばいい!」
「親は関係!自分に従わないから違うところに行けばいい!」みたいな言葉は
学生スポーツでは脅迫で、
学生が反論できないことをわかっていて、
答えを誘導してる時点でハラスメントだと
自分は思っていますし、
学生スポーツの協会や文科省?の文章にも定義されてます。
言葉の文言を変えても、大声で怒鳴れば威圧ですし、小さい声で人格否定やその人の過去を否定したり、たとえ本当のことを話したとしても、その本人が言われて嫌なことを多数の人の前で言えば、否定してることにもなることが多くあります。

スポーツ協会で暴言による通報がかなり増加してると聞いています。
保護者の方も何かおかしいのでは?と思ったら、
それを声にしても変わらない!ではなく、
声にし続けて欲しいですし、
その暴言を我慢をしないと試合で子供が使ってもらえないから。とか考えすぎずに、
おかしいと思ったら向き合って欲しいと思います。そしてその言葉に慣れないでください。
うちの娘達のとある事件が起きた時にその副顧問の先生は言ってましたが、
「保護者の方々が思うよりももっと身近なところにハラスメントがある時代なんですよ」っていう言葉を数年前に聞いた時に、
その時一緒に居たみんなで「そうか〜」「そうだよね」と声にしたのを思い出します。

今も人伝での相談もありますが、
対話することを恐れないでください。
子供は人質じゃないです。
1人の人としてまだ未成年なら、
保護者は命を亡くすことがないように、
その前に行動して欲しいです。

話は逸れましたが、
「勝つために苦しい思いばかりをする必要はない」と私は個人的に思っています。

最後までお読み頂きありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!