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無題

ごめんなさい。ネガティブで辛気臭い内容です。個人的な記録として書いているので、読んでも意味が解らないかと思われます。


仕事を退職した。
有休消化が終わって、どこにも属していない、ただの無職になった。
退職の挨拶回りをした時に、次は?とか、もう就職活動してるんでしょう?とか、色々やりたいことができるね~とか、色々なことを訊かれたり言われたりした。
それらに対して、口角だけ上げて引き攣った笑いを浮かべつつ、当たり障りの無い単語をつらつらと並べて返していた。
それをずっと繰り返していたら、自分にとっての退職を決めた理由と今の自分がどうしたいかがあやふやになりそうだった。
表向きに説明する時に必ず話していたことはあるけど、そんなに接点の無い人達に些細な心情まで話している暇も気力も無かった。
忘れないために書いておこう。少しでも整理したい。

いつ退職しようと決めたのか。
退職したいという考えを持ったのがいつだったか思い出せないが、少なくとも退職する3年ほど前から退職の二文字がずっと心の中にあって、強くなったのが退職する7~8ヶ月くらい前。確実に辞めようと決めたのが退職日の3ヶ月くらい前だった。
どうして退職したいと思ったのか。
休みの少なさ、勤務形態の変化、業務量の増加、業務内容の変化、変化した業務への適性が自分に一切無かったことによる精神的な負担の増加、肉体の不調…全てが重なったから。
退職する数ヶ月前に心療内科に通院した。休職或いは退職するように医師から促される程度のうつ状態だった。
その頃は仕事の全てがしんどかった。死にたい…いや、踏み止まらねば…という思考を繰り返すくらいに追い込まれていた。
(踏み止まった時の思考→「どういう死因であれ、死後の諸々の処理手続きで人の手を借りるのに、自殺したら、煩わせなくてもいい赤の他人の手まで煩わせることになる。それは潔くないし、成仏も何も無いよね」と考えていた。)
あんなに楽しいと思えた業務が楽しくなくなった上に、やるべきことが増えた。しかも、新たに増えた仕事は自分に一切向いていない。業務適性が無く、尚且つ下積みも教育も一切無く、ぶっつけ本番でやれという。
「僅かで良いので教えを請いたい」と思っても頼れる人はおらず、未経験の状態ですぐに成果を出せと言われた。とてもじゃないが無理だった。
見よう見真似でやるしかない手探りの状態の中、今までの業務も引き続きこなして成果を維持しろと言われた。
その言葉を聞いた瞬間から「人件費の出し惜しみを極めるのも大概にしろ、仕事を増やすなら人を増やせ。」と会社を呪いそうになった。
いっそ労〇署に電話してやろうかと、衝動的に電話番号を調べてかけそうにもなった。荒みまくった精神状態だった。
結局、そんな気力も体力も時間も全く無くて実行しなかったが、仕事を増やすなら人を増やせとは今でも思う。

自分の退職する3年くらい前辺りから、ぽつぽつと、世話になった先輩方が辞めていった。先輩方が辞めていく度に、社内にいる複数の人の業務内容が増えて多岐に渡るようになっていった。そして自分にもその皺寄せが徐々に来るようになった。

ぐっすり眠れず、しっかり食べられず、心から笑えず、何も楽しめずの状態が続いて、体重の増減が激しくなった。
とにかく勤務に穴を空けないように職場と自宅を往復していた。
女性ならではの体調の変化も精神的にかなり負担だった。
自分の生物学上の性別についていけてないなぁとずっと思っていたが、ここ数年はそれを強く自覚した。未だについていけない。

退職の決め手は業務内容の更なる変更だった。
これ以上、ここに居たら壊れる。使い潰されると思った。
退職を決めるまでかなり悩んだが、決めた後はすっきりした。
もうこれ以上は無理だから辞めよう、ゆっくり休みたいと思うようになった。
引継ぎも大変だったが、引き継げば解放される、引き継いだら全て終わる、楽になる、そんな風に考えて引継ぎをした。
ドタバタした感じは否めないが、無事に有給休暇の消化に入ることができた。
有給休暇中はひたすら睡眠に費やしていた。休みに入った途端、一気に体調が悪くなった。外に出るのも億劫で、外出もままならない日が多かった。
今は体調も回復してきて、睡眠も食事も摂れるようになった。

有給休暇を消化し終わって、自由になった。
次に何をしたいのか、そういう考えをなかなか持てない。
炊事洗濯掃除がままならないような仕事は避けたいとか、転勤の無い仕事がいいとか、昇進したくないとか。それくらいなら考えるが。
これがしたい!というより、健康と休暇を最優先して働けたらそれで良い。
自分の健康と引き換えに働くことはできないし。
社会人になってから、ずっと仕事中毒の仕事人間だった。ゼロかイチか思考で物事を捉えていて、やるならば最後まで完全にやりたいと思っていた。
最近は元気に生きる為に必要な経費を稼ぐ手段が仕事だと考えるようになった。

呪いそうになったが、会社には感謝していることもある。
良い経験を数え切れないほど積ませてもらった。優秀で素敵な人達と一緒に働くことが出来た。
それらに関しては、会社に居なかったら体験できなかったことだから、本当に感謝している。
職場の元同僚の人達にも。

ぐだぐだと沢山書いた。でも、書くことですっきりした気持ちになった。
思考の全てが前向きというわけではないが、少しだけ前進できそうな気がする。


もし、ここまで読んでしまった方へ。
拙い文章を読んでくださり、ありがとうございました。
暗い内容ゆえに暗い気持ちにさせたかもしれません。ごめんなさい。
口直しに他のユーザー様の素敵な記事を読まれることをお勧めします。
書いた本人は回復途中ですが、平穏に過ごしておりますのでご心配なく。