内田紗世
父が亡くなったのは突然だったとも言えるし以前より覚悟していたとも言える。 というのも10年以上前、私が大学生だった頃に彼は病気で倒れ入院し、会社を辞め、すっかり余生を送り始めたのだ。私が休みの日は父の作ったお昼ご飯を食べて、リンゴを剥いてもらうような生活だった。父は元々料理が好きなのか土曜のご飯も父の担当だった。お昼のときだけ納豆と卵焼きの日があって、その卵焼きはとても美味しかった。作り方を教わりたいとは思っていたけれど美味しいとも伝えなかったし教わることはできないだろうと当
10/3 池袋にはザ・昭和な薬局がある。駅から向かう道にはドラッグストアが数軒あり、白い蛍光灯に照らされた高い天井の広々とした店内、店先には59円でサントリーのお茶が売っていたりする。そんな並びに昭和は合わない。初めてその薬局の前を通ったときには、何故こんな時代錯誤な名前・建物な薬局がこの地で営業し続けられているのか不思議に思った。入る勇気はないし、すぐそこに慣れたチェーン店のドラッグストアがあるし、あの薬局に入ることはないだろう。しかし医院の受付で「この薬は置いていない薬
9/1 ねぎまいたけ肉豆腐、じゃがいもウィンナー、ツナ卵焼き、ちくわカレー粉マヨ青のり。 9/2 村井理子『いらねえけどありがとう』読了。 9/3 長島有里枝の『SWISS』買おうか迷ってたらブラックバードブックスさんで売り切れてしまった。 9/6 昨日一昨日と晩ご飯を食べ損ねたが少しも痩せていないような気がする。 池袋→表参道。紀ノ国屋で小さいお弁当を買って晩ご飯。作る気力はまだない。 9/7 朝表参道。撮影。ルノアールでバニラアイスののったココアを飲ん
8/1 向坂くじら『いなくなくならなくならないで』読了。 8/4 かぼちゃの煮物、マッシュポテト、ベーコンほうれん草しめじ、ごぼうこんにゃく、たこアボカドバジル、ゴーヤツナ、ブロッコリーレンチン。マッシュポテトって炊飯器で作れば簡単なのを初めて知った。 8/8 読売新聞水戸支局取材班『死刑のための殺人: 土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録』 タイトルとは異なり、ある記者の個人的な思いの記録であった。前半はずっと違和感。何故かこの記者は自分を加害者を更生させる任務を背
7/2 山口由美子『再生 西鉄バスジャック事件からの編み直しの物語』読了。 7/4 島本理生『触れるポートフォリオ』 『私にとって数年前に絶縁した母親は一人の女であり、昨年に病気で他界した義父は一人の男だった。そして子供だった自分は家族の役に立とうと必死で、その忍耐と努力と献身は、別段、彼らを幸せにしなかった』 7/6 9:30池袋。お店が開いてないからか人が少ない。秋葉原へ。お昼はロイホ。終わってから地元へ。 過去の自分が医者3箇所の予約をとりスケジュールして
6/1 夜気付くと21時半。これから晩ご飯の支度を始めて食べるには遅い。抜こうかと思ったが一応食べることに。米は抜いて、夕方作った切り干し大根の煮物、さつまいもレーズン煮、豆腐とわかめの味噌汁を作り長芋おかか醤油。 6/2 ヤンニョムチキン、ニラの卵焼き。 6/7 朝のラッシュ時に電車へ乗る。ぎゅうぎゅうで隣と後ろにいた女の人とぴったり身体がくっつき、どちらも体温が高いのか私が低いのか熱く、ヒトってあったかいんだなぁと思った。北参道。9時の予約で15分前に着くと開い
5/1 梅雨のようなジメジメ感。夜中「やめて!」と叫びながら起きて二度寝するも悪夢でげっそりしながら起きる。 きゅうりハム玉ねぎのポテトサラダ、豚バラ豆苗ポン酢、厚揚げ豆腐となめこの味噌汁。 5/3 夏のような日差し。赤羽へ。歯科医院の前に「イケメン歯科検診」と書いてあり、歯科医が自らをイケメンと言っているのか、イケメンの人だけが受けられる検診なのか、意味が分からないと思ってよく見たら「イクメン」だったが、なお意味不明。 5/4 おくら豚肉巻き、ちくわきゅうり、新
4/7 手羽元の甘辛煮、ちくわピーマンきんぴら、じゃがいも揚げ焼き、厚揚げ豆腐となめこの味噌汁、豚ロース大葉チーズ巻き。 桐野夏生『グロテスク 上』読了。読むの辛くてしんどい。ダイヤモンドと真珠は離脱してしまったので、これは下巻も読みたい。 4/13 秋葉原。お昼はロイヤルホストで食べた。これから月1くらいで秋葉原に行くのでロイホに通うか新規開拓するか…。 駅でチャージしようとすると壁だと思ってたところが小窓で開いておじさんがでてきた。チャージできないみたい。向こう
3/2 昨日は晩ご飯も食べず眠り夜中に起き今朝は6時くらいに起きれたけどタオルケットを洗濯して干して眠り昼に起きて夕方また寝た。 ぶり大根、厚揚げ豆腐とネギの味噌汁、ブロッコリーおかかクリームチーズ。 3/3 手羽元甘辛煮、ちくわじゃがバター、セロリウィンナーコンソメスープ、ひよこ豆ミニトマトツナパセリみじん切り和え。 3/6 考え事があり、帰り道あえて信号に捕まりがちにして帰ったものの、移動距離が短いのであまり意味がなかった。前は一駅分歩いたりできたが、今はチャ
2/3 電車に乗るとスケーターちっくな男性がむき出しのダイソンの掃除機とクイックルワイパーを直に手に持っていた。乗り換え後、集中して携帯をいじっていると異変があり、気付くと隣に座っていた女性が物干し竿的なものを片手で握っていて、それがバランスを崩したのか私側に僅かに倒れそうになり、その人が持ち直して竿は無事に垂直を保った。まさか物干し竿を縦に持った人間が車内にいると予想していなかったのでびっくりした。あ…危なくないか…?身の危険を感じながら空いたタイミングで別の座席に移動。
1/2 少し前に見た映画『ゼロの焦点』、めっちゃ面白くてまだ心に残っている。物語は広末涼子、その夫西島秀俊、謎の金持ち美女中谷美紀、幸薄女木村多江を中心に進む。第二次世界大戦後の東京、石川県が舞台。昔の列車や金沢の雪景色なんかの丁寧な描き方に金かかってんな〜と東宝の気合いを感じる。話はミステリーで何となく展開は読めてくるものの意外な線に転び進み終わる。中でも中谷美紀が強烈で途中おかしくなる場面が怖くてよく思い出す。3人の主要キャストは最適解なんだけど、シャッフルしても違う味
12/2 さばのみりん干し(レンチンするやつ)、キャベツコンビーフ炒め、さつまいも黒ごま、なめこ厚揚げ豆腐の味噌汁。 12/3 葉山莉子さんのを再読。 『正月は家族の話題が多くて嫌になる。〜父も母もそれぞれの家庭の負の遺産を背負って、いまの家庭で負の遺産の再生産が行われている。わたしができることは自分で幸せな家庭を持つことくらいで、わたし自身が幸せな家庭で育つことはない。わたし自身が不幸な家庭の再生産を行う可能性のほうが高いのに、自分の家族を持つことにポジティブな感情を
11/3 『メゾン・ド・ヒミコ』鑑賞。昔見たはずなのに内容に覚えがない。クズ専務西島秀俊だったのにびっくりした。 先週米粉ガレットを朝食にしてから毎日焼いている。もうパンはあまり食べないかもしれない。そんな人に自分がなると思っていなかった。 鮭のホイル焼き、カブと油揚げの煮物、かぼちゃつぶしてクリームチーズマヨと和えたもの、トマト缶スープ(ひよこ豆キャベツじゃがいも人参ウィンナートマト玉ねぎぶなしめじ)、れんこんチーズ焼き。 11/4 江古田で撮影。赤羽。17時過ぎ
9/20 『アーヤと魔女』鑑賞。 9/23 児玉雨子『##NAME##』読了。 赤羽から電車に乗ると座っていたハーフっぽい青年が「良かったら座りますか?」と席を譲ってくれそうだったのだが……妊婦だと思われたのか……まさか……この私が…。心臓飛び出るかと思うくらいびっくりした。ポシェットとスタバの紙袋とお花しか持ってなかったから大荷物抱えてるわけでもない。 帰りにコンビニでユニクロで買ったものを受け取ろうとしたら届いていなかった。またやってしまった。また間違えたんだ。そ
8/12 赤羽。現像待ちの間カフェバーへ。「恐れ入りますが〜」の具現化マスターが短パンだった!バニラアイスとアイスコーヒー。先客が同伴っぽい若い女性とおじさんで会話が面白い。「普通そこで死ぬよねえ。借金もあってさ」「そこから2年くらい水を運ぶ仕事してたの」など気になる内容だった。いいなあおじさんは。若い女の子に話を聞いてもらえて。 ラタトゥユだけ作って買ってきたとんかつでご飯。 8/13 ゴーヤ豚バラねぎ炒め、小松菜厚揚げ豆腐の味噌汁、長芋にベーコンとチーズをのせてト
こういうのは本当に苦手だ。宅急便より難易度が高い。残すケチャップやらも出しておかねば。ふと目が冷蔵庫の上の電子レンジを捉えた。これ。どうしよう。このレンジは12キロくらいあり昔死に物狂いで持ち上げたのだった。もう二度と上げ下げなどできない。ましてや既に今腰を痛めているのだ。販売店のフリーダイヤルに焦りながらかける。低い声の中年男性が愛想良く電話にでた。 「冷蔵庫の上に電子レンジがのっていて、それを移動してもらうことはできますかっ!!!!!」 「あー…レンジ…普通のですよね?