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ノンアルひとり鳥貴族、思いがけず最高のアフター5。
鳥貴族に行きたい!
という欲望、トリキ欲が爆発する日がある。
この間も仕事を終えた帰りにトリキ欲が制御不能になり、息荒く入店したら。
「年齢確認デキルモノありますか?」
ネ、年齢確認…。
私はもう確認される年でも見た目でもないのだけど、店員さん外国人で、かなり新人ぽい印象。
日本人の見た目年齢の相場感がまだ分かってないのか、マニュアルに忠実な勤勉ワーカーなのか、ちゃんと聞いてきてくれた…というわけで。
そしてなんてこった、その日たまたま、身分証を持っていなかった。
これじゃ来た意味ないか…
や、待てよ。
トリキ欲って、そもそもお酒が飲みたいってことなのか?飲まなくても、実は楽しめるんじゃないか?
どうする、いけるか?ノンアルひとりトリキ。
(この間0.5秒)
「無いです」
「おさけナシ、イイデスカ」
「いいです」
こうして、半ば不本意ながら始まったノンアルひとり鳥貴族。
まず飲み物どうしよう、とメニューを見て。
烏龍茶とかかなあ、味気ないけどなあ…と思っていたら、「大人のジンジャーソーダ」というのを発見。
これがもう、とっっっても美味しかった。
甘さ控えめ生姜しっかりめのジンジャエールのような、ご飯と合わせても甘ったるくない絶妙な塩梅。おかわり。
そこから食べ進める焼き鳥も一品料理系も、いつもと変わらずちゃんと美味しい。
お酒を飲んでない分、いつもより量食べられて幸せ。
そして衝撃だったのは、「ミックスジュース」のパチモンじゃない美味しさ。(褒めてるのに言葉が悪くてごめんなさい)
思っていた数倍フルーツの甘酸っぱさがしっかりしていてミルキーで。おかわり。
ビールの後に飲む気になれなくて今まで見向きもしなかった、メニューの「クラフトジュース」の欄。
大人のジンジャーソーダ。
ミックスジュース。
こんなダークホースたちを控えさせていたなんて。
ゆっくり読書したり、細々したスケジュールの整理をしたり。お酒を飲んでない分、集中できる。
ノンアルでたっぷり2時間、のんびりひとり時間を堪能した。
トリキ行くのに身分証は要らない…っと。