高慢と偏見とゾンビ

タイトルを見てもどう受け取って良いのかよくわからなくて食指が反応せず。そうしてしばらく観ていなかったのだけれど、なんとなくゾンビの気分だった時に観てみた。
血生臭い中世ヨーロッパを舞台に、さらに血生臭くデロデロにしたゾンビサバイバル、思いのほか血湧き肉躍るカンフーバイオレンスハッピーラブコメ(詰め込み具合が趣味)。

ゾンビがいて当たり前の唐突な世界観がもう余計な説明とか導入すっ飛ばすのに都合良くてグッド(説明がないわけでもない)。
弱小貴族が金目当ての結婚に血眼だったり政治云々の辺りは教科書通りで雰囲気たっぷり。
パーティーの描写も華やかでいて現実的な地味さ加減がグッとくるし、いけ好かない金持ち貴族の鼻持ちならなさったら!もう最高!

貴族の三姉妹がカンフー(剣)でゾンビ薙ぎ倒すシーンの格好良さなんなの?これ撮りたくて作ったでしょ?ドレスとゾンビと殺陣!

ちょっとしたサスペンス要素が良いスパイスになって退屈させない流れの良さ。
トントン拍子にいかない恋の行方、コメディっちゃコメディなんだろうなあ多分。ゾンビをダシにしたラブロマンス。でも戦闘シーンとか凄く良いんだよー、好きなんだよー。
飛行機でたまたま観たのがこの映画だったら嬉しいだろうなー!

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