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3歳まで甘いものなし…どうやったらできる?③(全3回)【おやつ】

最終回は、甘いものデビューの時期を考えた「おうちルール」の使い方です!

「3歳まで」の”おうちのルール”

「なんでもよく食べる」子育てにおいて甘い物をコントロールすることは重要です! そのためには、家族である程度のルールを決めておくことが大切です。

内容と量を決める時の指針

[1]内容

おやつについて、むし歯予防の観点からまとめた表があります。

●水色エリア:むし歯予防やお口の健やかな発達においておすすめのおやつ。遊離糖(砂糖、果糖、はちみつ、果汁等)を含まない。100%ジュース を含む全てのジュース類は与えない
●黄/緑色エリア:むし歯危険度中!3歳以降でたまにはOK
●赤色エリア:むし歯危険度大!3歳以降も日常的な摂取はおすすめしない

水色エリアの食品は、よく噛むことで天然の甘味が感じられる食品が多いです。無糖ヨーグルトは、酸っぱいものの練習にもなります。

酸っぱい~!
でも、ならしていけば食べられるようになります

子どもの舌は大人よりもずっと敏感で、わずかな風味も感じ味わうことができます。
おやつのチョイスは、子どもの繊細な味覚を守ること良く噛む習慣を育てることにもつながっています。3歳までは、噛む練習をしながらじっくり味わうことにもつながる水色エリアのおやつをメインにしたいところです。

●水色エリアに相当するおやつ その他の例
 かき氷(シロップなし)      食パン
 じゃがいも            かぼちゃ
 とうもろこし           栗
 のり               ナッツ(誤飲に注意)

[2]量・頻度

おやつ(補食)の必要性は、食事量にもよるため一概には言えませんが、 1歳から2歳くらいまでの目安は90~150kcal程度、子どもの手のひらサイズくらいまでが目安です。

間食の回数が多いほどむし歯リスクは上がるため、むし歯予防の観点からはおやつは多くても1日2回までにするのがよいとされています。

量に関しては、こちらの記事にもまとめています!


子どもにはどう説明する?

3歳未満の子どもに「3歳になったら…」という話はまだ難しいです。
とはいえ、説明は不可能ではありません。
例えばコーヒーやお酒を子どもが欲しがったら? 何と説明するか、考えてみてください。

おそらく、大人が飲むものだと説明するのではないでしょうか。

お菓子も同じで、早い段階から「大人のおやつ」「パパやママが食べるおやつ」は「子どものおやつ」とは違うと伝えることが大切です。

この中で子どももOKなおやつは? 答えは最後に!

お菓子を欲しがったら「これは大人のおやつ。〇〇は子どもだから、こっちね」と、子どものおやつを渡しましょう。

普段から家にお菓子を買い置きをしないようにすれば説得力が増します。大人も子どもと同じものを食べるなど、環境を整えることは効果的です😊

”こだわりの強い人”と思われたくない

おうちルールを実行するにあたって、多く聞くのは
”こだわりが強い人”と思われるのが辛かった、という声です。

「まだお菓子が食べられないの? かわいそうに」
「○○ちゃんはケーキでも何でも食べるよ」
といった声を聞くと、くじけそうになりますね😥

理由と目的があることを、普段から周りの人に公言しておくことは、多少効果的でしょう。

どんな言い方でも、相手の気を悪くしないかと気を使いますよね。
時には「今日だけならいいか」と割り切ることも大切です。パパやママがストレスを溜めすぎないようにしてくださいね。

もし、他の子どもが食べているのを見て、子どもから「どうして私だけだめなの?」と聞かれたら、公の場では「うちにはうちのお約束があるからだよ」と答え、おうちに帰ってから、丈夫で元気な体作りのためにおやつの約束があることを話しましょう。

まとめ

逆風もあるなか、我が子の甘いもののコントロールに取り組んでいるパパやママは賞賛に値します👏

3歳までは「生まれてから3歳までに食べるもので将来の健康が決まる」と言われるほど、重要な時期です。
子ども達の繊細な味覚が守られ、むし歯のないお口を育てられるよう、応援しています✨

<イラストの問題の答えは、お茶・牛乳でした!>

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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この文章を書いたのは、管理栄養士・もりこでした🌻
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参考文献
・丸森英史「ママになった歯科医師・歯科衛生士・管理栄養士が伝えたい!
食育とむし歯予防の本」医歯薬出版.2018

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