沖縄のみどりたち~サクラの話~
みなさん、こんにちは。だもちゃと申します。
noteをご覧いただき、ありがとうございます!
卒業・入学シーズンからひと月。あと数日もすれば北海道にも桜の便りが届きそうですね。
本州では「ソメイヨシノ」という桜がメジャー。県外で初めて春を迎え、お花見をしたり、桜吹雪をみたりしたときは本当に感動しました。
何というか…日本らしい!と。
ある曲の歌詞に「さくらひらひら~舞い降りておちて…」というフレーズがありますが、その感覚は沖縄から出たことのない沖縄県民には中々理解できない一節なんです。少なくとも高卒時の葉/youは全然分かっていなかった。というのも、沖縄の桜は花びらがひらひらと散っていかず、お花ごと(お花本体、「がく」より内側が)まるっと、ごそっと落ちてしまうからです…。儚さなんて繊細なものではありません(笑
さて、私が住んでいる沖縄の桜をご紹介します!最近は色々な品種が見られるようになりましたが、メジャーなのが「ヒカンザクラ(またはカンヒザクラ)」という種類の桜です(下の写真)。
画質があまりよろしくないのですが、ソメイヨシノよりも花びらの色が濃いことがお分かりかと思います。ミツバチさんとの比較から、ソメイヨシノのお花よりも、一回り小さいかな?といった印象を受ける方もいらっしゃるかもしれません。
呼び方は「ヒカンザクラ」と「カンヒザクラ」の2通り。元々は「ヒカンザクラ」だったそうですが、本州の「ヒガンザクラ」と間違えられることがあり、「カンヒザクラ」とも呼ばれるようになったと言われています。
冒頭で桜前線のお話をしましたが、沖縄でヒカンザクラが咲くのは、新年が始まる1月頃です。場所や個体によっては12月末に開花し始める場合もあります。春=桜という感覚が身についたのも、県外へ出てから2~3年目の頃でした。
開花から約4か月後の現在、沖縄の桜たちは結実を経て、すでに葉桜となっています。葉っぱたちが青々と生い茂っています。下の写真は今朝出勤前に、家の前で撮影した1枚。私は葉っぱが好きなので、こんな感じのヒカンザクラも大好きです♪
ちなみに夏本番を迎えると、みどり色がもっと濃くなります。
北海道では雪解けを待って、今か今かとつぼみを膨らませる準備をしているソメイヨシノさんがいるというのに、沖縄では太陽の光をいっぱいに受けようと思いっきり葉っぱを広げているカンヒザクラさんがいる。日本の細長い土地はおもしろい環境を作ってくれているな、と改めて思います。
さて、このヒカンザクラの実を使ってパンを焼いてみたので、次回はそのパンの紹介をしていきたいと思います。よろしければ、その記事も併せて読んでみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!