我慢しなさい!は逆効果
子どもに少しの間待っていてほしい時、帰り道寄り道をしないで帰りたい時、子どもが素直に我慢してくれたらどんなに楽だろう。
大人になっても自分の気持ちを飲み込んでしまう時、伝えてもどうせ叶わないと心に蓋をしてしまう時。誰にでも経験はないだろうか。
今日のテーマは「我慢」
自然消耗
何かを我慢するということは、その我慢している行為に頑張る力を消費してしまいます。バウスマインダー教授はこれを「自然消耗」と呼びました。
仕事で疲れているとつい食べすぎてしまう。嫌なことがあれば怒りっぽくなってしまう。たくさん頑張った時何もしたくなくなることも「自然消耗」です。
注意するより微笑むこと
「我慢しなさい!」と怒るほどストレスを感じ、むしろこのストレスによって我慢することができなくなってしまいます。
さらに、これは伝え手側も自分の意志が伝わらずストレスとなり、イライラしやすくなってしまいます。
一方、楽しいなどポジティブな気分になると我慢する力が回復すると言われています。
自分のイライラに気づいたとき、キャンディを舐める、目を閉じて深呼吸をするだけでも効果があると言われています。すっと気持ちを静める。
今度は相手をポジティブにする番です!相手に微笑みかける。子どもは親の笑顔で一気にポジティブになれます。無理矢理我慢させるのではなく、まずは我慢できる場所を作ってあげたいものです。
我慢のトレーニング
例えば今日でも来週でも1万円あげるよと言われたらどちらを選びますか?
来週まで待てば2万円あげるよといわれたら、来週まで待つ人は多いのではないでしょうか。でも、いつか2万円あげるよといわらたら待つことはできません。
我慢したあとに得られるものが大きい
いつまで待てばよいかはっきりしてるもの(できれば時間が短い)
ほど簡単に我慢できるということです。
「食事の前のおやつはだめ」よりも「我慢してご飯の後にデザートを食べよう」と言われたらぐっとハードルが下がります。
こうしてできる我慢を積むことで無理なく我慢する筋肉が鍛えられます。こうすることで、大人になった時やるべき時に、やるべきことをやり抜くことができるようになります。
これは大人でも同じではないでしょうか。
例えば好きな人に忙しくて会えないと言われる時「今週は忙しいけど来週は会えるよ」と「忙しいからまたいつか会おうね」と言われるのとでは心の持ち方が変わってきます。
仕事が忙しくてもここまで!と思えばやりぬくことができるものです。
無理なく少しずつ成長することを願って☆楽しい週末をお過ごしください。
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