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メンターの話#1 【無視をしても良い通知】

僕がスマートウォッチを使い始めて3年が経ちました。
なんだか面白い気づきがあったのでお話ししたいと思います。

ミーハーで新しいものが好きという理由で、Apple Watch Series 1(第一世代)を使用し始めました。
初めはいまいち使い道が分からず、ただ携帯の通知を腕で受けたり、カップ麺のためのタイマーを設定したりくらいの用途で使用していました。

その後Series 3(第三世代)を購入すると、僕の生活は劇的に変わりました。FeliCaを搭載し、電子マネー等が使えるようになったことで、支払いのほとんどはキャッシュレスに。
他にも運動や生活のログを取ることが容易になったり、通知を受けて予定を正確に把握して消化することができるようになったりと、僕の生活のほとんどは、この素敵な時計さえあれば済むようになりました。

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生活が良い方向に変わって、ただ幸せだなあと思っていました。

ところが先日、10年来の親友に言われました。
「時間にもっと正確になったよね。」
「レスポンスが遅くなったよね。」

この二つの言葉が、今回の気づきのきっかけです。

彼曰く、僕はこれまで、

・30分-1時間前には待ち合わせ場所に到着していた。
・連絡は即時 or 手が空いていなければ2時間以内にその旨を連絡していた。

最近の僕は、

・10分-2,3分前に待ち合わせ場所に到着する。
・連絡は緊急の内容以外は1日以内、最悪返信が来ない。

ということらしい。

これは良いことなのか。と悩みました。
時間は守ることができているし、緊急の連絡はすぐできているということではあるなあと思いつつ、僕は複雑な気持ちになりました。

言われたことで気づいたのは2つ。

予定より大幅に早く到着することで、予定の場所周辺を知る機会になったり、忘れたことがあればバッファーとして調達することができたりと余裕のある生活があった

ということ。それから、

早く返信することで、難しいけれど大切な話をするための導入のコミュニケーションを取れていた

ということ。

単に昔より忙しいということはあるかもしれないけれど、
通知に依存して、スケジュールを自分で考え直したり、余裕の時間を(良い意味で)無駄に取ったりということができなくなった。
これは無視をしても良い通知なのかもしれない。

逆に通知が腕に来ることで、人からの連絡を簡単に処理することができるようになってしまった。
これは、コミュニケーションを単なる情報の伝達にしてしまった。
これは無視をしてはいけない通知な気がする。

通知(notification)があるということはそれだけ、
伝えられるべきことがあるということ。
その中で、何をどう処理するかということは
自分自身でよく考えなくてはならない

なあとふと思いました。

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みなさんにとって大切にしたい通知はどんな通知でしょうか。
逆に知らなくてもいい通知はどんなものでしょうか。

そして、それは本当に後悔をしない選択ですか。

執筆 メンター:つかさ
編集 メンター:仁珠

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