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耳を澄ましすぎれば…

今のところ、機械音痴で方向音痴と、いいところがありませんが、昔は運動が得意でした。
3歳から始めた器械体操は小学校を卒業するまでがんばりましたし、足も速かったです。
成長期で体が痛むようになってやめてしまいましたが、今でも毎日ストレッチは欠かしません。

ピアノもまた、3歳から始めました。
こちらも音痴ではなく、絶対音感があります。
リズム感もやたらよくて、永遠に同じリズムを刻めます(笑)
でも、だからといって歌が上手なわけではないです。
歌唱力がゼロ。残念。

絶対音感と関係あるのかわかりませんが、スーパーやコンビニ、お店で流れている音楽がものすごく気になります。
ふんわり言うなら、ちょっと耳障り…
はっきり言うなら、やかましいです(笑)
特に、スーパーがスーパー厄介。
一度聴いてしまうと、もうずーっとずーっと頭の中で流れ続けます。
早くその場から逃れたくて、お買い物はいつも駆け足です。
スーパーは、眩しさもマシマシなので、ほんとうにしんどいです。
クワイエットアワーがあれば、ぜひその時間に行きたいけれど、わたしの家の近くで実施されているお店はありません。
そもそも日本ではあまりないのかも…
耳栓は多少効果がありますが、最近はイヤホンで小さくクラシックをかけています。

コンビニも実に賑やかです。
CMで聴いた曲を、これでもか!と聴くことになります。
出入りする際に鳴るチャイム?も気になります。
また、工事の音が微妙な音だと、もう少し上か下にしてくれ〜!と思ったり…
スマホを買いに行く日は、翌日ダウンできる日を選びます。
電気屋さんやケータイショップは、強者です。

どれもこれも、お店にとっても自分にとっても必要なことだとわかってはいるけれど、どうにも耐え難い…
でも、ここまでは自分の問題。

友だちと一緒に過ごす時、場合によっては、絶対に負けられない戦いがそこにあります。
強敵は、ごはん屋さんの音楽です。
音楽と友だちの話が"同じ分量"でわたしの中に入ってきます。
(伝わるでしょうか…)
なので、友だちの話にものすごく集中するようにがんばります。
でもそれは、無視したい音楽にも同じように集中することになってしまうので、結局クタクタになってしまいます。
そこに、周りの人たちの会話も入ってくると、聞かなきゃいいのに聞いてしまうから、頭の中がてんてこまいです。
隣のおばさんたちの愚痴なんて聞かなきゃいいのに、隣の英会話レッスンなんてわからないくせに、なんでもかんでも耳に入りこんできます。
耳が満員御礼。
みんなには、どんなふうに聞こえているんだろう…

ちょっと話はそれますが、和食のお店で洋楽がかかっていると、なんともいえない気持ちになります。
洋風のお店なのに、アジアンテイストな曲を聴きながら受けるマッサージも、不思議な気持ちに…笑

なにもかも、気にしないようにできればいいのに、気にしないようにしようと思えば思うほど、それもまた苦痛になってしまうのでした。
体が疲れる日より、情報が多くて疲れる日のほうがだんぜん多いです。

わたしがもっと若かった頃には、今ほど色々なことが知られていませんでした。
誰もがわたしと同じように、色々なことを見聞きして感じて疲れていると思い込んでいたので、みんなもものすごく疲れているだろうに、わたしばかり疲れたなんておかしい、もっとがんばらねば!我慢せねば!と健気に生きていました。
自分も、みんなと同じようにできているニンゲンだと信じて疑わなかったのです。

聖徳太子が、大勢の人の話だか言語だか方言を聞きわけたという話、わたしはほんとうに出来たんじゃないかと思います。
そういう人だっているんじゃないかな、と思うのです。
唐突に、聖徳太子が出ました。
聖徳太子もびっくり!

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