うつ病日記 day10:思考、書くこと

 僕の人生において思考は一時は猛毒だった。長い間、悪いことばかり考えていてそのせいで身体が動かないのだが、身体な動かないと悪いことばかり考えてしまっていた。それでより心身共に衰弱した。
 だが、今の僕にとって最大の武器は思考である。今はうつ病で少し衰えているが僕は人と話しながらリアルタイムで会話を思考・推理・修正をできる。あらかじめどういう話になるか何パターンか立てて話しながら新しく何パターンか考えながら、言葉の端々のニュアンスに気をつける。自分の会話のパターンに相手を埋めるのでなく、相手に自由に喋らせながら何を言って欲しいかを当てに行く。その能力のおかげで僕は小売店時代に1日で売上を1人で100万円出したことがある。そんな話し方をしながらも2、3組同時並行して商談をできたからだ。
 今は対人恐怖症になってしまい、そもそも知らない人とはうまく話せない。あと、咄嗟に声が出ないのもあるのでかなり無愛想になってしまってる。
 けれども、思考だけは悪くさせたくない。前に過労でうつ病になった時は思考と認知能力がかなり低下してしまい、自分が自分でないようにしか思えなかった。なので今はひたすらに思考をメモやここに書き込んでいる。
 後で振り返れること、人の目に晒されるという点で最低のフォーマットを揃えようという気になれること。
 僕にとって思考は僕自身と同義だ。
 なので、仮にロボトミー手術をされるか四肢のどれかを切られるか問われたならば迷わず四肢を差し出す。
 身体は心の最も外側であり、心は身体の最も内側。これが僕の信念というか、感覚的にずっとある。
 だからこそ、容姿を(あえて)整えないというのは心を散らかしたままであり、心が弱い人間は病気になりやすいと思っている。
 僕は兄に顎を壊された過去があるが、その兄がよく「誰も俺の中身を見てくれない」と言っていた。そんな反面教師の彼から学んだのは「取り繕える外面に無頓着な人間の中身を誰が見てくれるものか」という考えだ。
 もちろん、外側とは顔の良し悪しではない。
 例えば、ニキビができたら皮膚科で薬を貰う。髭が生えたらしっかり剃る。眉は整える。明るい表情を意識する。その程度の話だ。別にイケメンになれというわけでない。
 これは過去の自分がそうなのだが、「どうせそんなことしても意味がない。むしろブサメンなのに見た目に気を遣ったらナルシストだと攻撃されてしまう」。そんな地獄のような考えに「勝手に」囚われて何もしなくなる。この頃の僕は心身共にボロボロで(指は腐りかけたし背骨は歪み酷い猫背だった。そして、なるべく引きこもり外に出るのは深夜だった。)今思い出しても惨めだとは思う。
 だからこそ、今は落ち込んでいる時ほど身なりを整える。心が弱った時に見た目が汚いと心がそれに引っ張られて惨めな気が生まれてくる。腹もビーダマンのように出ていると最悪だ。
 じゃ、どうすればいいか?




筋トレだ!!

 人間は裏切るが筋肉は裏切らない。

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