日経平均 第二波警戒か
今日2020年6月26日、東京市場は22512円で引けた
今日が金曜日だったことを考えるとこの上げは相当含みを持っていると考える
普通個人投資家や機関投資家は、短期であれば、金曜日の引け前に売る傾向がある。それは、土日にどんな材料がぶっ困れるかわからないから。
いくら金曜日に好材料が出て株価が上昇していたとしても、土日で悪材料がでれば、金曜日の好材料は打ち消され月曜日はマイナスになっているかもしれない
それなのにも関わらず金曜日に上げて引けるということは、個人投資家と機関投資家はこの局面を買いの局面と考えていた、ということだ
これだけ見れば相場は強気に見えるだろう
しかし一方で、この記事が日経新聞に飛び込んできた。
「日経平均2万円での『売る権利』取引急増 第2波警戒」
2020/6/25 20:30 (2020/6/26 5:29更新) 日経新聞より
(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60787860V20C20A6EN2000/)
この記事を要約すると、投資家がコロナウィルス第二波に起因する株価の急落に備え、「売る権利(プット)」の売買が活況を呈しているというものだ。プットを買い入れている投資家たちは日経平均21000円割れを意識してこの動きに出ていて、下値リスクにある種の「保険」をかけていることがわかる。
そもそもこの買う権利(コール)と売る権利(プット)が割拠を呈しているのもアメリカを中心としたコロナウィルス感染者の増加だ。
今日(2020年6月26日)新たに4万人ほどの感染者が発見された。トランプ大統領はこの感染者増加の背景にはPCR検査の増加数だとして、検査数を減少させるよう指示を出している。
しかし、問題なのはアメリカの計座活動再開を急ぎすぎたことによる反動が来ている。完全に抑え込めてはいなかったので、ジョージフロイドさんに関する一件で、市民が密な状況を作り出しさらに感染者数を増やしてしまったかもしれない。
この感染者増加をやっとマーケットも危機と捉え始めた。
来週は今秋以上に株価の動きから目が離せない展開になるだろう。