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天心vs武尊 THE MATCH2022

すごかった。
凄まじかった。

THE MATCH 2022。
那須川天心vs武尊。
5万6399人、全員がこの日を待ちわびてたのを、
肌で感じた。

2人がリング上で向かい合った瞬間。
うぉー!!と声をあげてしまっていた。

信じられない光景が目の前にある。
多分、そこにいた全員がそう思っていた気がする。
漫画なら、そこで最終回を迎えるような、
まさにそんなシーンだった。



ーーー
自分は、天心と武尊の何に感動をしたのだろうか。

元々、そんなに格闘技好きというわけではない。
魔裟斗世代なので、高校生の時のブームとして格闘技は見ていたけれど、
格闘技が好きで見ていたというわけではなかった。

けど、この1年ちょっと、キックボクシングのジムに通っている。
相模大野のK-1 KRESTという所で、
武尊選手が通っているジムだ。


なぜ、格闘技好きでもなく、経験もないのに、そんなところに通っているかというと、
武尊選手をYouTubeで見て、感動したからだった。

たまたまYouTubeのおすすめで、
魔裟斗vs山本KIDが出てきて、
その流れで、魔裟斗さんのYouTubeチャンネルを見つけ、
その中で、武尊選手がジムで練習しているところが紹介されていた。

そう。それを見るまで俺は、武尊選手の存在すら知らなかった。
新規も新規、にわかもにわかのファンだ。

だけど、そこからは一気に武尊ファンになった。
それを見てから1ヶ月か2ヶ月後には、武尊さんのジムに通い始めた。

なぜか。
シンプルに、「武尊選手、カッコいい」と思った。
こんなに強いチャンピオンいるのか。
こんなに熱い男いるのか。
チャンピオンなのに、いつも泣いちゃっていいのか。
チャンピオンとして、団体の顔として、こんなに誇りと自覚を持っている人いるのか。

そう思った。

そして、その影響で、
格闘技の動画を沢山見るようになった。
那須川天心って人がいるのか。
朝倉未来って人がいるのか。
皇治って選手は、大阪人に愛されてるんだな。
とか。

これまでの人生で、趣味と呼べるものは音楽くらいしかなかったが、
一気に「趣味、格闘技」と言えるほど好きになった。

それもこれも、武尊選手がいたからだ。
強い選手も、面白い選手も、イケメンの選手も沢山いるけれど、
やはり、武尊さんに戻ってきてしまうかっこよさがあった。


天心vs武尊戦が実現するまでに、6年ほどの月日がかかったと言われているが、
実際、自分は6年も待っていない。
けど、同じだけ待ったような気持ちになっている。
(本当にずっと待ってたファンには申し訳ないが)

なぜ、最近好きになったばかりの自分さえも、そう思えたのかは、
もう、天心、武尊両選手がそうさせる何かを持っていたから、としか言いようがない。

2人とも40戦以上無敗。
RISE、K-1という別団体で複数階級制覇。

そういう、言葉で表せるものではない何かで、自分は2人の物語に夢中になった。




看板を背負うこと。
自分以外の何かを背負うこと。
しかも、それの大きさが、少なくとも東京ドーム6万人集まるほどのもの。

そんな人生、自分には想像もつかない…。

そんな重荷を、自ら背負わなくったっていいのに…と思うけど、それがチャンピオンというものなんだろう。

天心選手と武尊選手は、
一貫して、
「格闘技は、人に元気を与えられる」
「格闘技カッコいいって、子どもたちに格闘技はじめてもらいたい」
と言っていた。

俺は子どもではないし、趣味としてだけど、
武尊選手の影響で、
実際に格闘技をはじめたし、
昨日の試合を見て、ものすごい元気をもらった。

まさにスターの2人は、
日本中に、
少なくとも、東京ドーム6万人、アベマ視聴者50万人に、
元気と勇気と感動をくれたと思う。

2人が伝えたかったことの1%でも、
自分も、自分の人生に活かせたらいいな、と思う。
自分と向き合って、自分の道を極めること。
叶わなそうに思えても、努力を続けること。

頂点を極め、相手をリスペクトし合った試合は、
日本格闘技の歴史に残る、最高の一戦でした。

天心選手、武尊選手、素晴らしい試合をありがとうございました。


みんな、キックボクシングやろうぜ!!!


写真:よつカメ




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