納豆が好きだから~エクオール検査をしてみた話
最近あるアンケートのために、自分の「好きな食べ物」を考えていたのだけど、一番に浮かんでしまうのが「納豆」。
どう考えてみても、ベスト3から落ちることがない不動の好きな食べ物かもしれません。
常時3パックはストックしておかないと落ち着かないので、家族に呆れられたりするのですが、「いやいや、大豆イソフラボンは身体にいいんだから」とか「値上げといってもまだ安価な孝行者だから」とか言って、擁護しています。美味しいですよね、納豆。納豆ご飯があれば、元気でいられます。
そんなわけで、納豆からの本題です。
エクオール検査(ソイチェック)とは
先日健康診断に行った際、女性の検査待ちのコーナーにあった「エクオール検査」のチラシを何気なく手に取りました。
そこには「大豆イソフラボン」の文字が。
納豆好きとしては気になって、持ち帰って読んでみたところ、まんまとこの検査を受ける羽目になりました。
「あなたはエクオールを作れる?作れない?」
このコピーはずるい。
あんなに毎日納豆を食べているのに、大豆イソフラボンの効果もあるって豪語してるのに、わたしはあなたを活かせてないかもしれないの?
エクオール検査(ソイチェック)とは、体内でエクオールをつくれているかどうか、その詳細な数値が、簡単な尿検査によって分かるという検査キットのことだと、初めて知りました。
検査を受ける覚悟
チラシにはこれでもか、とエクオールの効果について書かれています。
肌の不調改善、シワの改善、更年期症状の改善、骨密度の低下抑止……これぜんぶ、特に中年以降の女性の永遠のテーマではないですか。
それもそのはず、大塚製薬さんは大豆イソフラボンを発酵させる成分を含む「エクエル」というサプリメントを販売しています。
すなわち、検査を受けてエクオールが作れていない人
→エクオールの効果がほしい人
→サプリメントを定期購入するターゲット
となります。
もしつくれていなくても、フォローできるから大丈夫だよ、という受け皿を用意してくれているので、ある意味やさしさがあります。
しかし、定期購入となるとそれなりの出費もあります。エクオール検査を受けるということは、相応の覚悟がいるというわけです。
わたしの場合、納豆への忠誠心から、さっそくエクオール検査キットをポチりました。
そうそう、まずは女性をターゲットに売っているように見えますが、エクオールは、男性特有の悩みともいわれる「前立腺肥大の予防」「AGA(男性型脱毛症)の予防」や「メタボ改善」にも働くことが報告されているそうです。なので、男性もチェックしてみるといいんですって。
エクオール検査について、より詳しくはこちら。読んで損はないです。
検査を受ける
さて、届いた「エクオール検査」キットに入っていたのはこれだけです。
注意書きには「普段大豆を摂らない方は、採尿の前日に、豆腐・納豆・豆乳などの大豆食品を積極的に食べてください」とありました。目安量は「納豆なら1パック程度、豆腐なら半丁程度、豆乳なら200cc程度」とのこと。
わたしは普段大豆を摂る人だけど、納豆にプラスして豆乳も飲んじゃいました。もはや願かけですね。
ポストに投函する前に、スマホでQRコードを読み込んで、専用サイトに必要事項を入力をするだけで、ほんとうに簡単な検査キットでした。
検査結果公開
2日後、「検査が完了しました」メールが届きました。はやっ。
結果は、ウェブサイトのマイページで確認します。
こちらが結果の一部です。
エクオールをつくれている人でした……!
なんだこの合格発表みたいなドキドキは。
数値的には滑り込みのギリギリLevel.4でしたが、これまでの納豆への忠誠が認められたようで、ほっとしました。
数値は腸内環境や睡眠、運動量などによって変わってくるということなので、引き続き意識して過ごすことが大事とのことでした。
予防医療のすすめ
エクオール検査は、特に女性特有の、働いてほしい効果に狙いが定まっていて、これがなくても健康じゃないということではありません。
あくまで、エクオールにフォーカスしただけの話にすぎないので、誰にでもすすめられる検査ではなく、
そういう意味では、予防医療というわけではないかもしれませんが、こうして家で簡単に調べられる、健康チェックの検査キットが、どんどん増えていますよね。Amazonの関連でもいっぱい出てきます。
そういえば! とまた唐突に思い出したのが、ピロリ菌。
予防医療に熱心なホリエモンによる、5年前の本「ピロリ菌やばい」を読んで、わたしもピロリ菌チェック診断を受けていました。
父が胃がんを患ったことがあるため、危険度高しだったのですが、ピロリ菌は陰性でした。やっぱり安心しますよね。
予防医療がより簡単に、身近になって、病気が早期発見できるのなら、やはり気になったものは受けてみるのがいいんじゃないかと思います。
エクオールもピロリ菌も、ある日アンテナに触れたとか、タイミングで出会うものな気がしました。ピンポイントで気になる検査があるなら、それはもう受診した方がよいかもしれないですし。
予防医療とはほどよい距離感で、情報には敏感でいたいな、と思います。
あ、でも、これは宣伝がうまくて、気になる……。
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そんなわけで、こんな検査があったよ。という程度に受け止めていただけたら幸いです。